宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:12)
今日、C8.4の小規模フレアが発生しました。
また、X1.1の大規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線が強くなっています。放射線帯電子は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/ 8 11:22 C4.4
10:52 C3.6
08:54 C8.4
06:35 C3.3
7/ 7 23:32 C3.6
22:42 C3.7
21:59 C3.9
21:10 C2.4
20:19 C5.8
19:56 M2.6
19:36 C6.4
18:57 C4.5
17:18 M1.0
16:59 C3.7
15:26 C5.2
14:09 C5.4
13:13 C6.7
12:09 M1.2
11:52 C5.0
08:26 M2.2
07:41 X1.1
04:19 C9.2
03:47 M1.3
02:27 C7.2
02:07 C3.4
01:00 C5.0
7/ 6 23:47 C7.8
22:22 M1.2
19:03 M1.8
18:12 C3.8
16:56 M1.5
16:00 C7.4
15:37 C4.3
13:48 C7.7
13:28 C5.8
11:28 M1.0
10:22 M2.9
09:13 C6.8
08:33 C5.0
06:37 M1.6
05:10 M1.6
04:39 C4.8
03:12 C6.1
02:51 C5.1
00:55 C6.2
00:00 C4.3

黒点  7/ 8 (NOAA)
磁場 フレア
1513 2 α C8
1515 43 βγ X1
1517 3 β ---
1518 4 β ---
1519 1 α ---
1520 14 βγ M1

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:07 418 -0.9
-2 h 434 +1.4
-4 h 442 +2.4
-6 h 437 -0.1
-8 h 431 +0.8
-10 h 434 +1.1
-12 h 445 -0.0

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -19 -/ -
-2 h -20 -/ -
-4 h -21 -/ -
-6 h -22 -/ -
-8 h -23 -/ -
-10 h -25 -/ -
-12 h -22 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 6.0 2x10^3
7/ 8 13.9 3x10^3
7/ 7 25.2 9x10^3
7/ 6 0.5 2x10^4
7/ 5 0.5 3x10^4
7/ 4 0.3 3x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 7/ 3 13:44 太陽の1515黒点群が活発になり、Mクラスのフレアを3回起こしています。
2012/ 7/ 4 12:44 大きめのCクラスフレアの発生が続いています。高速太陽風は550km/秒くらいに下がっています。
2012/ 7/ 5 09:31 太陽のフレア活動が活発化して、Mクラスフレアが7回発生しています。引き続き注意が必要です。
2012/ 7/ 6 11:59 太陽の活発な活動が続いています。Mクラスフレアは10回です。引き続き注目してください。
2012/ 7/ 7 12:14 X1.1の大規模フレアが発生しました。太陽では活発にフレアの発生が続いています。
最新のニュース

2012/ 7/ 8 12:12 更新
太陽のフレアの発生数は減少しています。東端から大きな黒点群が姿を現しています。

担当 篠原

激しかった太陽の活動も、昨日の夜から落ち着きを見せています。
1515黒点群は、X1.1の大規模フレアの後は、
7日12時(世界時7日3時)にM1.2、7日20時(世界時7日11時)にM2.6と、
Mクラスのフレアを2回起こした程度で、
この他にもCクラスのフレアを5回ほど起こしていますが、活動度は下がっています。

GOES衛星のX線グラフも、全体の強度が半日ほど前から一段下がって見えます。
1515群の活動が弱まっているためかもしれません。

このまま弱まっていくのか、一休みして再び強まるのかは、
しばらく様子を見る必要があります。
可視光の拡大写真(2枚目に掲載)によると、黒点の規模は現在も大きいままです。
ただし、太陽の西の端にだいぶ近付いているので)、地球への影響は小さくなります。

一方、東端から現われた大きな黒点群は、1520黒点群と番号が付けられました。
7日17時(世界時7日8時)にM1.0の中規模フレアを起こしています。
GOES衛星のX線カメラによる動画を見ると、小さな活動を盛んに起こしています。
これから太陽の中心に近付くため、今後はこちらの活動に注意が必要です。


昨日発生したX1.1のフレアに伴って発生したCME(太陽ガスの放出現象)の
SOHO衛星LASCO C3による詳しい動画を掲載します。
ガスは主に南西(右下)に向かって噴き出しています。
地球への影響は小さいでしょう。
10日頃の太陽風に小規模の変化がやって来るかもしれません。

太陽からの放射線(高速の陽子線)は、20くらいまで上昇して、
その後ゆっくりと減少しています。
警戒レベルには達しましたが、小規模の変化で終わっています。


太陽風は、昨日のニュース以降は速度がゆっくりと下がり続け、
現在、400km/秒と平均的な速度に戻ったところです。
磁場強度も4nT前後と平均的なレベルに下がり、穏やかになっています。

AE指数の変化は小さく、磁気圏も穏やかです。




SDO衛星の太陽可視光写真。7月8日10時半(世界時8日1時半)
(c) SDO (NASA)


東西の巨大黒点群の拡大写真。上半分は可視光写真、下半分は磁場分布の写真。
(c) SDO (NASA)


GOES-15衛星のX線カメラによる太陽の活動。
(c) NOAA/SWPC 、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


昨日のX1フレアに伴うCMEの噴出の様子。SOHO衛星LASCO C3による。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース )


GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽放射線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。