宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:10)
太陽フレアは静かです。
太陽風南向き磁場が大きくなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/ 2 --- ---
4/ 1 --- ---
3/31 --- ---

黒点  4/ 2 (NOAA)
磁場 フレア
1443 2 β ---
1445 1 α ---
1449 3 β ---
1450 4 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:06 334 -5.0
-2 h 345 -6.0
-4 h 354 -6.6
-6 h 325 -3.5
-8 h 328 -3.9
-10 h 343 -5.0
-12 h 341 -5.3

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 -35 -/ -
-2 h -39 -/ -
-4 h -26 -/ -
-6 h -25 -/ -
-8 h -24 -/ -
-10 h -19 -/ -
-12 h -15 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^2
4/ 2 0.5 2x10^2
4/ 1 0.5 3x10^2
3/31 1.0 2x10^2
3/30 0.9 8x10^2
3/29 0.4 6x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
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AE指数 (京都大学)
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TromsoLongyear...
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 3/28 13:09 太陽風磁場が長時間南向きに強まり、活発な磁気圏の活動を起こしています。
2012/ 3/29 11:58 太陽風磁場の強まりは終わり、速度も低速になりそうです。磁気圏は穏やかになっています。
2012/ 3/30 12:18 太陽の東端に活動的な領域が近づき、Cクラスのフレアを起こしています。太陽風は低速です。
2012/ 3/31 12:25 太陽のフレア活動は静かです。太陽風は平均的な状態です。
2012/ 4/ 1 10:28 太陽は穏やかです。太陽風は低速で、磁気圏は静かです。
最新のニュース

2012/ 4/ 2 11:10 更新
太陽風は低速です。磁場の南向きが強まって、オーロラの活動も続いています。

担当 篠原

太陽風は、340km/秒前後と低速の風が続いています。
磁場強度も、5〜7nTとやや強まった状態が昨日から続いています。
太陽風としては穏やかなのですが、
磁場の南北成分が、昨夜、1日21時(世界時1日12時)頃から南向きに強まり、
以降、半日にわたって-5nTの南向き磁場が続いています。

このため、磁気圏のオーロラ活動が強まっています。
AE指数の図も、後半から変化が大きくなり、
中規模の変動が続いています。

南極の昭和基地で撮られたばかりのオーロラを紹介します。
今朝、2日9時(世界時2日0時)から1時間半の変化です。
春分を過ぎて、オーロラの季節が南半球側へ移ったということを感じます。


今後の太陽風は、明日くらいまでは穏やかな状態が続きそうです。
磁場の南向きが続けば、
現在見られている小中規模の磁気圏活動も継続するでしょう。
また、明後日くらいからは、
太陽のコロナに見える淡いコロナホールの影響が見られるかもしれません。
影響は限定的だと思いますが、太陽風の変化に注目してください。


太陽のフレア活動は穏やかで、
X線のグラフには目立った変化はありません。

STEREO Behind衛星で東の向こう側を見ても、
今のところ、特に活発な領域はなさそうです。



南極の昭和基地で全天カメラにより撮影された、オーロラの活動。
(c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。