宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:47)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/ 6 --- ---
2/ 5 --- ---
2/ 4 --- ---

黒点  2/ 6 (NOAA)
磁場 フレア
1410 3 β ---
1413 2 β ---
1414 2 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:37 415 +0.4
-2 h 410 +1.8
-4 h 414 +2.6
-6 h 417 -3.6
-8 h 404 -1.1
-10 h 423 -3.2
-12 h 431 -2.6

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:30 -17 -/ -
-2 h -20 -/ -
-4 h -25 -/ -
-6 h -24 -/ -
-8 h -25 -/ -
-10 h -26 -/ -
-12 h -24 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 9x10^2
2/ 6 0.6 1x10^3
2/ 5 0.6 3x10^2
2/ 4 0.7 2x10^2
2/ 3 1.7 1x10^2
2/ 2 2.4 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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シベリア磁場 (NICT)
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TromsoLongyear...
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 2/ 1 12:50 太陽風は低速になり、オーロラ活動は静かです。太陽も静穏です。
2012/ 2/ 2 09:54 太陽のフレア活動は穏やかです。太陽風は平均的な速度です。
2012/ 2/ 3 09:43 太陽風は平均的な速度で、磁気圏は概ね静穏です。太陽も静かです。
2012/ 2/ 4 13:30 400km/秒台前半の太陽風が続いています。太陽は黒点も減り、フレア活動は静かです。
2012/ 2/ 5 13:05 440km/秒の太陽風が続き、南向き磁場の影響でオーロラも連続的に発生しています。
最新のニュース

2012/ 2/ 6 09:47 更新
太陽でフィラメントの噴出が発生しています。太陽風は400km/秒台前半の風が続いています。

担当 篠原

太陽では、2つの黒点群は西に去りつつあります。
GOES衛星のX線グラフの強度は低く、
変化も見られずフレア活動はとても静かです。

その一方、太陽の中央北寄りでフィラメントの噴出が2つ続けて発生しました。
SDO衛星AIA304の動画を掲載します。

初め、写真の中央付近にダークフィラメントが2本斜めに平行に伸びています。
やがて、右側のフィラメントがゆっくりと持ち上がり、噴き出して行きます。
そして、しばらくすると左側のフィラメントも豪快に噴き出して行きました。

動画の1枚目に「白丸」で地球の大きさを示しました。
フィラメントの太さだけでも地球より大きい、そんな巨大な現象です。

この現象によって、CMEが発生していると思われますが、
北に向かっているため、地球への影響はないでしょう。


太陽風は、400km/秒台前半の速度が安定して続いています。
ACEのグラフは、初め450km/秒から、最後は420km/秒ほどになっています。
磁場強度は、5nTから4nTに若干下がっています。

27日周期の図を参考にすると、明日くらいまではこの速度が続きそうですが、
変化としては終わりに近づいているので、
明日には低速風に変わって行るかもしれません。

太陽風磁場の南北成分は、引き続き南に向かって頻繁に振れています。
このため、磁気圏のオーロラ活動も頻繁に発生していて、
AE指数のグラフを見ると、
500nTから800nTに達する中規模の変動が数回発生しています。

このグラフの最後のオーロラ活動の様子は、
国立極地研究所のトロムソカメラの動画で見ることができます。


SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真を見ると、
南半球側の小さなコロナホールは、中心線に近づいています。
4日後くらいに影響がやって来ると見積もると、
10日頃の太陽風に影響が見られるかもしれません。



SDO衛星のAIA304カメラによる、太陽の北寄りで発生した2つのフィラメント噴出。
(c) SDO (NASA)、 (写真加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。