宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:37)
今日、C2.9の小規模フレアが発生しました。
また、M1.5の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/15 06:40 C2.1
03:32 C2.9
1/14 21:37 M1.5
20:38 C4.2
12:18 C2.2
1/13 15:01 C2.2

黒点  1/15 (NOAA)
磁場 フレア
1391 9 β C2
1395 2 α ---
1396 15 β C2
1397 4 β ---
1398 13 β ---
1399 4 β ---
1400 3 β ---
1401 2 α M1
1402 3 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:25 353 -1.6
-2 h 359 +0.1
-4 h 361 +2.9
-6 h 373 -0.6
-8 h 378 +0.3
-10 h 385 +1.0
-12 h 398 +0.9

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 -5 -/ -
-2 h -5 -/ -
-4 h -8 -/ -
-6 h -8 -/ -
-8 h -8 -/ -
-10 h -8 -/ -
-12 h -8 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 1x10^2
1/15 0.3 1x10^2
1/14 0.5 1x10^2
1/13 0.4 7x10^2
1/12 0.3 3x10^2
1/11 0.4 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 1/10 09:58 400km/秒台前半の太陽風が続き、弱いオーロラ活動が頻繁に起きています。
2012/ 1/11 13:00 太陽風は460km/秒近くに少し上がっています。C1〜C2のフレアが発生しています。
2012/ 1/12 14:55 太陽風速度の高まりは終わって、現在は400km/秒付近です。Cクラスのフレアも起きています。
2012/ 1/13 13:44 コロナホールによる高速の太陽風が始まり、オーロラの活動も発生しています。
2012/ 1/14 14:24 太陽風の速度はやや高速くらいに下がり、磁気圏のオーロラ活動も穏やかです。
最新のニュース

2012/ 1/15 11:37 更新
太陽の東端でM1.4の中規模フレアが発生しました。太陽風は低速になっています。

担当 篠原

太陽の東端から、一気に3つの黒点群が顔を出しました。
北(上)から、1402黒点群、1401黒点群、
そして、南半球に飛んで、1399黒点群です。

その他の黒点群と合わせて、9つの黒点群が太陽面に現れています。
このページ左側の群番号リストはにぎやかです。

東端の1401黒点群がこちら側に顔を出す寸前に、
M1.4の中規模フレアを起こしました。
昨夜、14日22時(世界時13日13時)です。
実際には、もう少し大きな規模のフレアだったのかもしれません。

1402黒点群は、その前後にもC2〜C4の小規模フレアを起こしています。
引き続き注意が必要でしょう。


太陽風は、昨日のニュース以降、再び速度の低下が始まりました。
昨日は440km/秒とやや高めでしたが、
現在の350km/秒まで一気に下がっています。
完全に低速風に変わりました。

磁場強度も、2〜4nTと弱めの状態で推移しています。

磁気圏も静穏で、
オーロラの活動度を示すAE指数はほとんど変化していません。

今日はこのまま穏やかに経過し、
明日以降、コロナホールの影響が到来するかもしれません。

ACE衛星の磁場強度の高まりと、それに続く速度の変化に注目してください。
磁場が南寄りに変化した場合、オーロラの活発化も期待できます。



GOES-15のX線カメラによる、太陽東端のMクラスフレア。
(c) NOAA/SWPC 、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。