宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (07:05)
昨日、M1.6の中規模フレアが、一昨日もM3.3の中規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/ 6 --- ---
9/ 5 22:23 C4.5
20:14 C4.7
16:30 M1.2
15:21 C3.8
12:48 M1.6
11:37 C6.3
10:20 C6.6
08:56 C8.0
00:10 C5.8
9/ 4 20:21 M3.3
13:35 C9.0
10:01 C8.3
07:04 C1.6
02:28 C2.6

黒点  9/ 5 (NOAA)
磁場 フレア
1277 1 α ---
1280 2 β ---
1281 5 β C1
1282 6 β ---
1283 21 β ---
1286 6 β M3
1287 3 β C2

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
06:56 420 +0.0
-2 h 416 +0.9
-4 h 401 -0.2
-6 h 398 -4.2
-8 h 375 +0.6
-10 h 355 +3.4
-12 h 350 +3.1

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
05:59 -13 -11/ 11
-2 h -15 -16/ 14
-4 h -17 -18/ 8
-6 h -10 -18/ 6
-8 h -8 -15/ 4
-10 h -7 -19/ 3
-12 h -9 -15/ 9

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 9x10^1
9/ 6 0.3 1x10^2
9/ 5 0.4 2x10^2
9/ 4 0.6 8x10^1
9/ 3 0.3 8x10^1
9/ 2 0.5 8x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/ 9/ 2 08:29 太陽風はかなり低速です。小規模フレアが発生しています。
2011/ 9/ 3 12:39 太陽風の速度が380km/秒に上がっています。太陽のフレア活動は静かです。
2011/ 9/ 4 13:35 C8.3の小規模フレアが発生しました。太陽風は平均的な速さです。
2011/ 9/ 4 22:08 M3.2の中規模フレアが発生しました。
2011/ 9/ 5 07:52 昨夜M3.2の中規模フレアが発生しました。磁気圏でオーロラがやや活発でした。
最新のニュース

2011/ 9/ 6 07:05 更新
M1の中規模フレアが2回発生しました。太陽風はやや高速になっています。

担当 篠原

西の端に沈みかけた1286黒点群で、
Mクラスの中規模フレアが2回発生しました。

5日13時(世界時5日4時)にM1.6、
続いて、5日16班時(世界時5日7時半)にM1.2の中規模フレアです。
1286黒点群は半分隠れているようなものですから、
実際には、このフレアはより規模が大きかったのかもしれません。

GOES衛星のX線動画を見ると、
その前のCクラスフレアの方が派手に見えます。
(今日は動画を掲載できません)
SOHO LASCO C3によると、こちらのフレアに伴って、
CME(太陽ガスの放出現象)が起きていました。
横向きなので、地球への影響はありません。


太陽風は、昨日の午後より速度の上昇が見られましたが、
340km/秒と低速になっていた太陽風が、
420〜450km/秒(掲載の図では微妙です)とやや高めの速度に上がった程度です。

磁場強度は、8nTに強まって、現在は5nTほどに下がっています。
今日くらいまで様子を見る必要がありますが、
これ以上の大きな速度上昇はなさそうに思います。

磁場が南向きに振れている影響で、
AE指数600nTほどのオーロラ活動が発生しています。
しかし、今後の活動は弱いままでしょう。


太陽風は、この後はやがて速度が下がって、穏やかな状態が続きます。
次のポイントは、SDO AIA193の東側に見えてきたコロナホールです。



ウラジオストックのホテルから更新しています。
こちらは、上着が1枚欲しいくらいの涼しさです。
天気は悪くて雨模様です。
昼の飛行機でカムチャッカへ移動します。



SOHO衛星 LASCO C3カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

9/ 5 03:06 UT

9/ 5 04:06 UT

9/ 5 05:06 UT

9/ 5 06:06 UT


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。