宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:25)
今日、C2.7の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/18 09:16 C1.6
01:15 C2.7
8/17 19:15 C3.4
13:16 C2.3
10:43 C1.8
8/16 08:56 C1.3

黒点  8/18 (NOAA)
磁場 フレア
1271 9 βγδ C3
1272 2 β C3
1273 3 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:14 408 +1.1
-2 h 406 +2.2
-4 h 415 +2.1
-6 h 427 +0.3
-8 h 426 +0.6
-10 h 415 +1.2
-12 h 423 +2.1

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:59 -15 -18/ 13
-2 h -16 -5/ 4
-4 h -17 -6/ 4
-6 h -18 -4/ 3
-8 h -16 -5/ 4
-10 h -17 -7/ 7
-12 h -20 -14/ 15

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 5x10^2
8/18 0.4 1x10^3
8/17 0.4 1x10^3
8/16 0.3 7x10^2
8/15 0.3 1x10^3
8/14 0.4 5x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地磁場 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/ 8/13 12:39 太陽風は低速風になっています。コロナホールが太陽の中央部に見えています。
2011/ 8/14 08:02 太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。今夜か明日くらいから高速太陽風が始まるでしょう。
2011/ 8/15 12:23 太陽風速度は550km/秒に上がり、高速風が始まっています。速度は更に上がるかもしれません。
2011/ 8/16 08:45 太陽風速度は420km/秒に下がり、高速太陽風は早くも終わってしまいました。
2011/ 8/17 14:01 昨日、太陽風が一時的に高速になりました。現在は平均的な状態です。
最新のニュース

2011/ 8/18 11:25 更新
太陽でCクラスのフレアが頻繁に発生しています。太陽風は穏やかです。

担当 篠原

一昨日、16日の現象ですが、SDO衛星AIA304で
太陽の東端のプロミネンスの活発な動きが撮影されていました。
巨大なループとなって噴き上がって行く様子を動画でご覧ください。

また、昨日、南東端の1272黒点群で発生したC1.9フレアと、
北東の1271黒点群の北側で発生したフィラメント噴出によって、
それぞれCME(太陽ガスの放出現象)が発生しています。
SDOとSOHOの写真による動画を掲載します。

SOHO LASCO C2では、太陽のすぐ北を通っている金星をかすめるように
CMEのガスが噴き出して見えます。
もちろん、これは地球方向から重なって見えているだけで、
実際には金星は太陽よりもずっと遠くにあります。

CMEはどちらも横方向に噴き出しているので、地球への影響はないでしょう。


その太陽は、1271黒点群が大きく複雑な姿を見せています。
南の1272黒点群とともに、C1.9、C2.3、C3.4、C2.6、C1.6と
Cクラスばかりですが頻繁にフレアを起こしています。
引き続き注目してください。


一方、太陽風は穏やかです。
速度は420km/秒から400km/秒と平均レベルで安定し、
磁場強度も3〜6nTとこちらも平均的な値を保っています。

このため、磁気圏のオーロラ活動は静かです。


SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真の南半球に見えている
コロナホールの影響がやって来るまでは、
太陽風や磁気圏活動は穏やかに推移するでしょう。

コロナホールは、先頭が太陽の中心線に達しています。
3日後の21日くらいから太陽風に変化が発生する可能性があります。



SDO AIA304による、太陽東端のプロミネンスの活動。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO AIA193とSOHO LASCO C2、C3による太陽のフレア、フィラメント噴出とその後のCME。
(c) SDO (NASA)、SOHO (ESA & NASA)、動画加工 : 宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。