宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:32)
今日、M9.3の中規模フレアが発生しました。
また、M6.1の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/ 4 12:41 M9.3
11:15 C3.3
09:46 C1.7
04:23 C8.5
03:51 C2.3
8/ 3 22:12 M6.1
19:00 C1.6
16:37 C8.8
13:28 M1.7
12:05 M1.2
8/ 2 20:35 C2.1
14:58 M1.5
14:01 C4.8
06:47 C3.3

黒点  8/ 4 (NOAA)
磁場 フレア
1260 5 β ---
1261 15 βγ M6
1263 16 βγδ M2

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:26 349 +2.1
-2 h 348 +1.4
-4 h 359 +4.1
-6 h 366 +2.9
-8 h 364 +0.6
-10 h 369 -2.1
-12 h 359 +1.0

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 -9 -/ -
-2 h -8 -/ -
-4 h -9 -/ -
-6 h -12 -/ -
-8 h -15 -/ -
-10 h -13 -/ -
-12 h -12 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.3 5x10^2
8/ 4 1.1 9x10^2
8/ 3 1.8 8x10^2
8/ 2 2.9 1x10^3
8/ 1 0.3 1x10^3
7/31 0.4 1x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/ 7/30 12:18 M9.3の大きな中規模フレアが発生しました。太陽風は穏やかです。
2011/ 7/31 09:21 太陽風が550km/秒の高速風になりました。昨日のM9フレアによるCMEはありません。
2011/ 8/ 1 10:50 太陽風の速度は600km/秒台後半まで上がっています。太陽では小さなフレア活動が増えています。
2011/ 8/ 2 12:07 太陽風の速度は500km/秒近くに下がりました。太陽はCクラスフレアを数回起こしています。
2011/ 8/ 3 11:29 M1.4の中規模フレアが発生しました。CMEが噴き出していて、太陽風の乱れが到来するでしょう。
最新のニュース

2011/ 8/ 4 13:32 更新
昨夜にM6.0、今日の昼にM9.3と、太陽では大きな中規模フレアが続いています。

担当 篠原

太陽が活発な現象を起こしている日に、更新の時刻がだいぶ遅れてしまい、
申し訳ありません。


昨夜、3日22時半(世界時3日13時半)に、
1261黒点群でM6.0の中規模フレアが発生しました。
SDO AIA193によるフレアの様子と、
SOHO LASCOカメラとSTEREO Ahead COR2によるCMEの様子を動画で掲載します。

というお知らせを用意している段階で、つい先ほど、
4日12時半(世界時4日3時半)に再び1261黒点群でM9.3という
ほとんどXクラスに近い大きな中規模フレアが発生しました。

また、左の1263黒点群もM1.7の中規模フレアを起こしていて、
太陽の活動が高まっています。

この後もフレアは続く可能性があり、注目してください。


昨日のM6.0フレアでは、CMEも噴出しています。
地球方向に向かって噴き出していて、SOHOでは太陽を囲む様に丸く、
STEREO Aheadでは、地球のある左方向に飛び出しています。
こちらは、6日の昼から7日の朝にかけて地球に到達するのではないかと思います。
昨日のCMEに続いて、注目の現象です。

また、先ほどのM9フレアについてもCMEの可能性があり、
今後のデータに注目してください。


太陽風は、速度が350km/秒に下がり、低速風です。
磁気圏も静穏で、AE指数は全く変化していません。

こちらは、昨日報告したCMEの影響が、明日くらいにやって来ると思われます。
磁場の変化によっては、活発なオーロラ活動が発生する可能性もあります。
明日のニュースよりも先に始まっているのか、その後になるか、楽しみです。



SDO AIA 193による、1261黒点群で発生したM6.0フレア。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SOHO LASCO C2、C3カメラと、STEREO Ahead COR2カメラによるCME。
(c) SOHO (ESA & NASA)、STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


GOES-15のX線カメラによるM9.3のフレア。
(c) NOAA/SWPC


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。