宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:42)
太陽フレアは静かです。
太陽風が非常に高速です。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/21 --- ---
7/20 --- ---
7/19 --- ---

黒点  7/21 (NOAA)
磁場 フレア
1250 1 α ---
1251 1 α ---
1254 14 β ---
1258 1 α ---
1259 12 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:34 718 +0.3
-2 h 677 -2.2
-4 h 659 -0.1
-6 h 666 -0.6
-8 h 651 -1.3
-10 h 632 -2.8
-12 h 654 +1.9

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 -24 -/ -
-2 h -20 -/ -
-4 h -19 -/ -
-6 h -18 -/ -
-8 h -20 -/ -
-10 h -12 -/ -
-12 h -16 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 1x10^3
7/21 0.3 2x10^3
7/20 0.4 2x10^3
7/19 0.4 5x10^2
7/18 0.5 3x10^3
7/17 0.3 3x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
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沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/ 7/16 13:44 太陽風は低速風になりつつあります。太陽も静かです。
2011/ 7/17 12:26 低速の太陽風が続いています。明日以降、コロナホールの影響がいつ始まるでしょうか。
2011/ 7/18 11:39 太陽風は370km/秒と低速です。コロナホールの影響が近づいています。
2011/ 7/19 11:00 コロナホールの影響が及び始めています。太陽風の速度は450km/秒に上がりました。
2011/ 7/20 13:23 600km/秒台の高速太陽風が始まりました。オーロラの活動も強まっています。
最新のニュース

2011/ 7/21 11:42 更新
太陽風の速度は700km/秒に上がりました。昭和基地の美しいオーロラをどうぞ。

担当 篠原

太陽風の速度は更に上がって、700km/秒に達しています。
かなり高い速度の太陽風になりました。

一方、太陽風磁場の強度は5nTを割るくらいに下がっていて、
高速風は、最高速度の部分に達した様です。

速度が上がった影響でしょうか、
AE指数の変化も800〜1000nTとやや強まっています。
その中、南極の昭和基地で撮影されたオーロラの様子を紹介します。
10秒間隔の写真のおかげで、オーロラの動きがだいぶ細かく見えています。
途中、写真が白く飛んでしまうほどの強い輝きも見えています。
AE指数の図の後半の、1000nTに達している頃のオーロラです。


SDO AIA193では、コロナホールは西半球の端の方へ遠ざかりつつあります。
前周期の様子から、今日、明日はこのまま600km/秒以上の高い速度が続くかもしれません。
オーロラの活動も期待できます。

また、27日周期の図から、高速風は23〜24日頃に終わりそうでしたが、
今回は速度のピークが後ろにずれたことで、高速風の終わりも遅れるのでしょうか。
高速風の後半ではこの辺りも注目してください。


放射線帯の高エネルギー電子は、少し上昇しています。
更に高まる可能性があるので、明日以降の変化に注意してください。

太陽は、Bクラスの小さな変化が発生している程度で、
全体としては穏やかです。



南極の昭和基地で全天カメラにより撮影された、オーロラの様子。
(c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。