宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:12)
昨日、C4.9の小規模フレアが発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/17 --- ---
5/16 08:26 C4.9
5/15 22:57 C1.3

黒点  5/17 (NOAA)
磁場 フレア
1208 9 β C5
1210 1 α ---
1214 12 β ---
1216 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:06 555 +1.0
-2 h 578 +3.2
-4 h 576 +0.7
-6 h 559 +0.2
-8 h 549 -0.4
-10 h 525 +0.9
-12 h 547 -2.2

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:59 -7 3/ 8
-2 h -10 -2/ 10
-4 h -10 2/ 7
-6 h -13 1/ 5
-8 h -15 4/ 5
-10 h -18 4/ 3
-12 h -19 1/ 19

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 5x10^1
5/17 0.4 2x10^2
5/16 0.5 1x10^3
5/15 0.4 3x10^2
5/14 0.4 4x10^2
5/13 0.4 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点群番号 (SOHO)
SDO黒点動画 (SDO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
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Dst予測 (NICT)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/ 5/12 10:59 穏やかな太陽風が続いています。小さな彗星とCMEのきれいな写真が撮れています。
2011/ 5/13 09:28 太陽風は330km/秒と遅くなり、磁気圏も穏やかです。
2011/ 5/14 09:03 低速の穏やかな太陽風が続いています。明日くらいから高速風がやって来るかもしれません。
2011/ 5/15 10:36 太陽風の磁場強度が強まり、速度もやや上昇しています。しかし、小規模の変化に終わりそうです。
2011/ 5/16 12:00 540km/秒の高速太陽風がやって来ました。C5の小規模フレアも発生しています。
最新のニュース

2011/ 5/17 12:12 更新
SOHO LASCO C3にプレアデス星団が見えてきました。太陽風は高速風が続いています。

担当 篠原

SOHO衛星のLASCO C3カメラに、プレアデス星団(すばる)が見えてきました。
毎年、この季節になると見えてくる、SOHO衛星の春の名物です。
これからゆっくりと画面を横切って行きます。
しばらくお楽しみ下さい。


500km/秒を割って、一旦落ち着くかと思った太陽風の速度は、
昨夜より再び上昇して、570km/秒ほどに高まっています。

この変化に合わせて、磁場強度も速度が高まる頃に10nTまで強まり、
現在は5nTに下がっています。

SDO衛星AIA193では、小さなコロナホールしか見えなかったのですが、
しっかりした高速風領域になっています。
こうなると、明日(18日)からと予想していた次のコロナホールによる高速風と繋がって、
このまま太陽風は速度が高まった状態が続きそうです。

オーロラの活動もやや強まって、
AE指数で700nTほどの中規模の活動が発生していますが、
太陽風磁場の南北成分は、0nT付近からやや北寄りに変化しているようで、
磁気圏の活動はあまり強いものにはなっていません。

前周期のデータを参考にすると、この後の高速風も同様な傾向となりそうで、
大きな磁気圏活動は起こりにくそうです。


太陽は、南半球の中心部にある1214黒点群が少し大きくなり、
東端からは1216黒点群が現れるなどしていますが、
目立ったフレア活動はなく、比較的穏やかに推移しています。

しばらくこの状態が続きそうです。



SOHO衛星LASCO C3カメラにプレアデス星団(すばる)が見えてきました。
(c) SOHO (ESA & NASA)


星団の部分を切り取ってみると、暗い星までよく見えています。SOHO衛星の春の名物です。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。