宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:41)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏内がやや活動的になっています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/ 1 --- ---
1/31 --- ---
1/30 --- ---

黒点  2/ 1 (NOAA)
磁場 フレア
1150 11 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:29 358 -2.1
-2 h 319 -1.8
-4 h 305 +1.4
-6 h 286 +0.4
-8 h 290 -1.5
-10 h 291 +3.1
-12 h 264 +1.2

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:59 2 -13/ 22
-2 h 8 -15/ 21
-4 h 8 -8/ 20
-6 h 5 -23/ 23
-8 h 17 -1/ 19
-10 h -2 -19/ 9
-12 h -3 -24/ 5

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^1
2/ 1 0.4 3x10^1
1/31 0.3 2x10^1
1/30 0.6 2x10^1
1/29 2.8 1x10^2
1/28 2.8 5x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点群番号 (SOHO)
SDO黒点動画 (SDO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
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Dst予測 (NICT)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/ 1/27 10:53 太陽風の速度は300km/秒を割るほどに下がっています。(霧島山が噴火しました)
2011/ 1/28 12:11 西に没した1149黒点群でM1の中規模フレアが発生しました。太陽風は低速です。
2011/ 1/29 12:43 太陽の西側にCMEが飛び出しています。太陽風はかなり遅い速度です。
2011/ 1/30 11:19 太陽風は低速状態が続いています。太陽はコロナホールが大きく広がっています。
2011/ 1/31 11:25 太陽風は速度が遅く、磁気圏も静穏です。コロナホールが中心に達しています。
最新のニュース

2011/ 2/ 1 11:41 更新
太陽風の速度が370km/秒に回復しています。高速風の到来は明日以降になるでしょう。

担当 篠原

今朝の8時頃、どどーんと雷鳴の様なすごい音を轟かせて、
新燃岳が大きな噴煙を上げました。
外を歩いている時だったので、背後から突然やってきた爆発音にとても驚きました。
爆発の約20分後の写真を紹介します。
少し下にたなびいているのが、大きな噴煙の跡です。

また、今日は負けじと桜島もがんばって噴煙を上げていました。
(山の左側の中腹から上がっている雲が噴煙です。一番いいタイミングは逃しました)

前門の虎、後門の狼でもありませんが、北に新燃岳、南に桜島と豪快な環境です。


昨日、270km/秒まで速度が下がっていた太陽風ですが、
その後、更に250km/秒近くまで下がりました。
しかし、今日に入った頃から磁場強度が高まり、
2月1日3時(世界時31日18時)には、13nTに達する変化を見せています。
そこからはゆっくりと下がって、現在は7nTほどなのですが、
これに連動して速度が上昇を始め、
現在370km/秒と、まだ低速ですがかなり回復しています。

SDO AIA193の太陽コロナ写真の中央に大きく見えている
コロナホールの影響はまだ早そうなので、
一時的な変動ではないかと思います。
といっても、明日か明後日にはコロナホールの影響が始まると思われます。

コロナホールは、北半球側に大きく広がっています。
現在、太陽の中心に位置している領域から、
地球の方向に高速の太陽風が飛び出しているところです。
地球までは、およそ3日間の旅です。


太陽の活動は静穏です。
1150黒点群は特に変化はなく、X線のグラフはBクラスの小さな変化が見えるだけです。



今朝の新燃岳と桜島の噴煙。霧島の隼人からは、北と南によく見えます。
(c) 宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。