宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:32)
昨日、C2.0の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/ 5 --- ---
1/ 4 12:16 C2.0
1/ 3 --- ---

黒点  1/ 5 (NOAA)
磁場 フレア
1140 1 α ---
1141 6 β C2
1142 17 β C1

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:26 404 +1.8
-2 h 403 +0.9
-4 h 401 -0.1
-6 h 411 -0.7
-8 h 409 -1.0
-10 h 425 -1.6
-12 h 429 -1.8

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:59 -9 -20/ 4
-2 h -11 -19/ 1
-4 h -12 -17/ 7
-6 h -12 -21/ 5
-8 h -12 -13/ 15
-10 h -13 -26/ 4
-12 h -11 -22/ 9

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^1
1/ 5 0.5 1x10^1
1/ 4 0.4 2x10^1
1/ 3 0.3 1x10^1
1/ 2 0.4 1x10^1
1/ 1 0.4 1x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点群番号 (SOHO)
SDO黒点動画 (SDO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
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衛星電子 (GOES)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2010/12/31 13:02 300km/秒台中盤の穏やかな太陽風が続いています。
2011/ 1/ 1 11:27 太陽に4つの黒点群が現れてにぎわっています。太陽風は低速風が続いています。
2011/ 1/ 2 10:46 太陽風の速度は下がり低速です。太陽も、黒点は多いものの活動は穏やかです。
2011/ 1/ 3 13:26 低速の太陽風が続いています。磁場の傾向が変わり、オーロラ活動は弱まっています。
2011/ 1/ 4 09:32 太陽風の速度がやや上がり、小規模のオーロラも発生しています。
最新のニュース

2011/ 1/ 5 10:32 更新
太陽風磁場が弱く南を向き、小規模のオーロラが続きました。高速風の到来が近づいています。

担当 篠原

昨日の昼過ぎから、太陽風の磁場は-1〜-2nTほどの弱い南向きになり、
半日にわたってその状態が続きました。
日付が今日に変わった頃からゆっくりと北向きに切り替わって行き、
現在は反対に+2nTほどの弱い北向きになっています。

この間、速度は420km/秒から400km/秒と平均的な速さで安定していました。

弱いながらも磁場が南を向いていたため、
磁気圏のオーロラ活動も弱いですがずっと発生しています。
AE指数では200〜300nTの小さな変動が、数時間おきに発生しています。

現在は磁場が北寄りに変わったので、
今後のオーロラ活動はひとまず静かになるでしょう。


一方、SOHO EIT195の写真で太陽の北半球側に大きく広がる
コロナホールの影響が地球に近づいています。
広いコロナホールの先頭を見ると、
影響の始まりは明日6日くらいからと思われますが、
その前方にも細長いコロナホールが延びていたので、
早ければ今日のうちにも変化がやって来るかもしれません。

現在3nTほどに弱まっている太陽風の磁場強度が初めに強まっていきます。
そして、それを追いかける様に速度の上昇が始まるでしょう。
オーロラの活動は磁場の南北の向きに依存するので、予測は難しいですが、
磁場が強まれば、大きく南を向く可能性も高くなりますし、
高速風の前半は南北に大きく振れることも多いため、
オーロラを狙うなら高速風の立ち上がりは特に注目です。


太陽は、北に1140黒点群、南に1142黒点群がそれぞれ中央付近で目立っています。
西端の1141黒点群は、白斑が見えるだけで、黒点はほとんど分かりません。

昨日のニュースでお知らせした、C1.1フレアは1142黒点群で発生していました。
その後、昨日の昼頃にC1.9の小規模フレアが1141黒点群で発生しています。
1141群はその後もBクラスの小さな変動を起こしていますが、
もうすぐ西の端に沈んでいきます。



SOHO衛星のEIT195カメラによる太陽コロナの様子
(c) SOHO (ESA & NASA)



SOHO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SOHO (ESA & NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。