宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (07:38)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/27 --- ---
8/26 --- ---
8/25 --- ---

黒点  8/26 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
06:37 366 +2.5
-2 h 365 +2.6
-4 h 373 +1.3
-6 h 376 +1.4
-8 h 375 +1.5
-10 h 378 +1.0
-12 h 379 +0.4

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
07:30 -9 -/ -
-2 h -9 -/ -
-4 h -9 -/ -
-6 h -9 -/ -
-8 h -10 -/ -
-10 h -11 -/ -
-12 h -13 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 3x10^1
8/27 0.6 4x10^1
8/26 1.0 2x10^2
8/25 0.7 2x10^2
8/24 0.7 2x10^2
8/23 0.6 1x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2009/ 8/22 11:42 500km/秒付近の高速風が続いています。中規模のオーロラ活動も発生しています。
2009/ 8/23 12:06 太陽風の速度は500km/秒を保ち、高速状態が続いています。磁気圏は、概ね静穏です。
2009/ 8/24 09:06 太陽風の速度は420km/秒へ下がり、高速風は終わりました。しばらく静かでしょう。
2009/ 8/25 12:32 太陽風は、速度360km/秒と低速風になりました。磁気圏も静かです。
2009/ 8/26 12:40 300km/s台中盤の穏やかな太陽風が続いています。太陽は、無黒点が続いています。
最新のニュース

2009/ 8/27 07:38 更新
とても小さな黒点が出現しているようです。太陽風は、300km/秒台後半の穏やかな状態が続いています。

担当 篠原

太陽に、非常に微かに黒点が見えている様です。
可視光写真で、太陽の中心から少し左下に下がったところです。
ほんとうにかすかに、黒くなった部分が見えます。

と言っても、ほぼ見つからないでしょうから、2枚目の磁場写真と見比べて下さい。
こちらでは、小さく磁場が強まった領域がはっきりと見えています。

この大きさでは、黒点の出現は短時間でしょう。
NOAAやSIDCで黒点としてカウントされるかどうか、注目しています。

磁場の極性は、24期の性質です。
もう、現れる黒点はすっかり新しい周期に切り替わっています。
数が増えないだけです。


太陽風は、低速風が続いています。
速度は、350km/秒から370km/秒へわずかに上がっています。

磁場強度は、5nTから3nTへ下がりました。
昨夕、26日17時(世界時26日8時)までは、南北成分が-3nTほどの南向きがずっと続いていて、
その影響で、AE指数が小規模ながらも盛り上がった状態が続いていました。
この様なときは、磁気圏全体の対流が強まっていたと考えられます。


今後の太陽風は、SOHO EIT195の南北中緯度側に見られる小さなコロナホールの影響が
地球へやってくるかどうかです。
今日は低速のまま推移すると思われますが、明日以降に速度の高まりなどが見られるかもしれません。



SOHOによる太陽の可視光写真。中心部の左下に微かに黒点が見えます。27日6時半(世界時26日21時半)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる太陽の磁場写真。中心部の左下に小さな磁場の強まりがあります。27日4時(世界時26日19時)
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。27日7時半(世界時26日22時半)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。