宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:06)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/24 --- ---
8/23 --- ---
8/22 --- ---

黒点  8/23 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:02 424 -0.3
-2 h 428 -0.1
-4 h 440 +0.9
-6 h 461 +0.3
-8 h 456 -1.1
-10 h 459 -0.2
-12 h 477 +1.4

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:30 -12 -/ -
-2 h -12 -/ -
-4 h -12 -/ -
-6 h -13 -/ -
-8 h -13 -/ -
-10 h -12 -/ -
-12 h -13 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^2
8/24 0.7 2x10^2
8/23 0.6 1x10^2
8/22 0.6 7x10^1
8/21 0.6 4x10^1
8/20 0.7 1x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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宇宙環境計測グループ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2009/ 8/19 09:25 太陽風は、速度350km/秒と低速状態が続いています。磁気圏はとても静かです。
2009/ 8/20 09:53 太陽風の磁場強度が10nTに強まり、磁気圏活動を高めています。また、速度が450km/秒に上がりました。
2009/ 8/21 15:03 500km/秒台の高速風がやって来ました。オーロラもやや活動的になりました。
2009/ 8/22 11:42 500km/秒付近の高速風が続いています。中規模のオーロラ活動も発生しています。
2009/ 8/23 12:06 太陽風の速度は500km/秒を保ち、高速状態が続いています。磁気圏は、概ね静穏です。
最新のニュース

2009/ 8/24 09:06 更新
太陽風の速度は420km/秒へ下がり、高速風は終わりました。しばらく静かでしょう。

担当 篠原

太陽風の速度は、1日かけてゆっくりと下がり、420km/秒になりました。
高速風は終わり、太陽風は平均的な速度に戻っています。
磁場強度は、2nTへ弱まっています。

磁気圏活動は、太陽風の速度が下がる前に、磁場が-2nTの南向きになった影響で、
AE指数で500nTほどの小規模の活動がひとつ発生しています。

その後は、太陽風の磁場が0nT付近に留まる様になったことと、
速度が下がって来たため、磁気圏の活動はとても静かになっています。


高速風は終わり、これからしばらく穏やかな太陽風が続くでしょう。

SOHO EIT195の太陽コロナ写真では、南東(左下)に、コロナホールの黒い筋が見えて来ました。
コロナホールとしては規模は小さく、緯度も高め(南極側に近い)なので、
地球への影響はあまり大きくはないだろうと思います。
前周期は見られなかった変化なので、注目して下さい。


太陽は無黒点が続いています。
とても静かです。



SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。24日8時半(世界時23日23時半)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。