宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:05)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/19 --- ---
7/18 --- ---
7/17 --- ---

黒点  7/19 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:57 291 +0.9
-2 h 298 -0.6
-4 h 301 -0.3
-6 h 302 +0.4
-8 h 287 +0.4
-10 h 285 +0.2
-12 h 288 +0.5

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:59 - 1/ 12
-2 h -9 11/ 8
-4 h -8 2/ 3
-6 h -7 3/ 3
-8 h -8 10/ 9
-10 h -7 14/ 5
-12 h -8 9/ 3

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^2
7/19 0.5 2x10^2
7/18 0.7 2x10^2
7/17 0.6 1x10^2
7/16 0.6 9x10^1
7/15 0.5 7x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2009/ 7/14 10:22 太陽風の速度が500km/秒に上がり、高速風が始まりました。小規模ですが、オーロラ活動も始まっています。
2009/ 7/15 13:25 太陽風は450km/秒に下がり、高速状態を抜けつつあります。今後は低速風に変わるでしょう。
2009/ 7/16 13:12 太陽風は穏やかになって来ました。これから1週間近く、静かになるでしょう。
2009/ 7/17 08:38 太陽風の速度は350km/秒近くに下がり、低速風になりました。磁気圏も静かです。
2009/ 7/18 10:37 太陽風の速度は更に下がり、300km/秒です。太陽は無黒点が続いています。
最新のニュース

2009/ 7/19 12:05 更新
290km/秒のとても遅い太陽風が続いています。磁気圏活動もとても静かです。

担当 篠原

低速の太陽風による、穏やかな宇宙天気が続いています。

昨日、300km/秒に下がった太陽風の速度は、そのまま290km/秒付近で安定しています。
とても遅い状態です。

磁場強度も、2nTと弱まったままで安定しています。
ACEの図の最後のところで、3nTを超える程度に強まりを見せていますが、
現時点では、変化としては小さなものです。

太陽風が穏やかなため、磁気圏活動も全く静かです。
AE指数のグラフなど、データが取れていないのではと思わせるほど平坦になっています。


太陽に目を向けると、SOHO EIT195では、コロナホールがいよいよ太陽の中心線に達しています。
これから3日後くらいに太陽風の変化が始まると思われます。
22日頃でしょうか。

ただ、コロナホールはだいぶ小さいです。
むしろ、北極に広がる大きなコロナホールの方が気になります。

やって来る高速風は、前周期同様500km/秒にやっと達するくらいの変化ではないでしょうか。


太陽は無黒点が続いています。
こちらもとても静かです。





SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。19日11時半(世界時19日2時半)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。