宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (08:35)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/ 3 --- ---
5/ 2 --- ---
5/ 1 --- ---

黒点  5/ 2 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
08:30 359 +1.2
-2 h 367 +1.6
-4 h 341 +2.6
-6 h 342 +4.7
-8 h 315 +3.3
-10 h 301 +1.5
-12 h 291 -0.3

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
07:59 -13 16/ 4
-2 h -11 17/ 2
-4 h -10 17/ 3
-6 h -10 15/ 3
-8 h -11 13/ 2
-10 h -12 14/ 7
-12 h -13 14/ 8

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 7x10^0
5/ 3 0.5 2x10^1
5/ 2 0.7 2x10^1
5/ 1 0.6 2x10^1
4/30 0.8 2x10^1
4/29 0.8 3x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2009/ 4/28 09:37 380km/秒のやや低速の太陽風が、穏やかに続いています。磁気圏も静穏です。
2009/ 4/29 10:40 太陽風の速度は320km/秒に下がり、低速風になっています。磁気圏もとても静かです。
2009/ 4/30 13:12 太陽に1016黒点群が現れました。太陽風は低速で、磁気圏も静かです。
2009/ 5/ 1 11:25 1016黒点群は見えなくなりました。低速の太陽風が続き、磁気圏も静かです。
2009/ 5/ 2 06:20 320km/秒の遅い太陽風が続いています。コロナホールが、次第に太陽の中心に近づいています。
最新のニュース

2009/ 5/ 3 08:35 更新
300km/秒台の低速の太陽風が続いています。磁気圏も静穏です。

担当 篠原

今日は、マニラより更新しています。

昨日のニュースの後、太陽風の速度は、280km/秒まで下がりました。
そして、昨夜からはじわじわと上昇を始め、現在、360km/秒になっています。
いずれも低速風の範囲の中の変化で、穏やかな太陽風が続いています。

磁気圏も静穏です。
AE指数は、ほとんど変化していません。


EIT195では、コロナホールが太陽の中心線に達しつつあります。
これから3日後くらいに高速風が地球までやってきますから、
5月6日ころの回帰となりそうです。
前周期は、最高速度が550km/秒程度、高速風は4日ほど続きました。


太陽は無黒点です。
1016黒点群の領域は、太陽の向こう側に行ってしまいました。

GOESのX線データには、少し時間幅を持ったAクラスのフレアが観測されています。
向こう側へ回った1016群の領域で発生したと思われますが、
こちら側に残っていれば、もう少し規模の大きな現象として見えていたかもしれません。



SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。3日1時(世界時2日16時)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。