宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:40)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/29 --- ---
4/28 --- ---
4/27 --- ---

黒点  4/29 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:30 312 -0.7
-2 h 312 -0.2
-4 h 314 +0.0
-6 h 329 +0.5
-8 h 343 -0.1
-10 h 317 -0.4
-12 h 316 +0.2

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
08:59 -7 10/ 5
-2 h -7 12/ 2
-4 h -7 11/ 3
-6 h -8 12/ 3
-8 h -8 14/ 6
-10 h -8 11/ 5
-12 h -8 14/ 3

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^1
4/29 0.7 3x10^1
4/28 0.6 3x10^1
4/27 0.8 3x10^1
4/26 0.7 2x10^1
4/25 0.6 2x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2009/ 4/24 11:06 プロミネンスの噴出が発生しました。太陽風、磁気圏ともに静穏です。
2009/ 4/25 09:39 太陽風の速度は400km/秒台に戻りました。穏やかな状態が続いています。
2009/ 4/26 10:26 410km/秒の穏やかな太陽風が続いています。磁気圏も概ね静穏です。
2009/ 4/27 10:12 太陽風の速度は、380km/秒にやや下がり、穏やかです。磁気圏も静穏です。
2009/ 4/28 09:37 380km/秒のやや低速の太陽風が、穏やかに続いています。磁気圏も静穏です。
最新のニュース

2009/ 4/29 10:40 更新
太陽風の速度は320km/秒に下がり、低速風になっています。磁気圏もとても静かです。

担当 篠原

昨日のニュースの後、太陽風の速度は一段と低下に向かい、
320km/秒にまで下がっています。
すっかり低速風になってしまいました。

27日周期の図によると、前周期も、この頃の太陽風は300km/秒近い低速状態でした。
前周期と同様の変化をしているようです。

この影響で、磁気圏もたいへん静かです。
AE指数は、全く変化が見られません。


穏やかな太陽風は、もうしばらく続きます。
SOHO EIT195の太陽コロナ写真では、
北半球の高緯度寄りに淡いコロナホールがあります
(今日の写真では、かなり見にくくなっています)。
5月1-2日頃にこの影響が見られるかもしれません。
前周期も、4月5日に太陽風の速度が400km/秒へ上がっていました。
この変化の回帰にあたるのかもしれません。

その後、5月6日頃からは、500km/秒台の高速風がやって来ると思われます。
SOHO EIT195の太陽の東端(左端)には、
発生源のコロナホールの淡い影が見えているようです。


太陽は無黒点で、静穏です。



SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。29日9時(世界時29日0時)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。