宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:46)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/20 --- ---
4/19 --- ---
4/18 --- ---

黒点  4/20 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:29 448 +0.1
-2 h 448 +1.0
-4 h 452 +1.3
-6 h 451 +0.1
-8 h 455 +0.1
-10 h 469 +3.8
-12 h 461 -0.5

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:59 -11 5/ 7
-2 h -9 4/ 4
-4 h -10 7/ 4
-6 h -9 7/ 4
-8 h -9 9/ 4
-10 h -11 7/ 3
-12 h -10 6/ 2

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 3x10^1
4/20 0.7 5x10^1
4/19 0.9 3x10^1
4/18 0.7 2x10^2
4/17 0.6 6x10^2
4/16 0.5 1x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2009/ 4/15 12:53 330km/秒の遅い太陽風になっています。明日以降、高速風が来そうです。
2009/ 4/16 12:47 太陽風速度は300km/秒に下がり、磁気圏もたいへん静穏です。高速風は来るでしょうか。
2009/ 4/17 11:06 太陽風は450km/秒まで上がりましたが、再び低速に戻っています。穏やかな状態が続いています。
2009/ 4/18 11:23 太陽風の速度は、460km/秒に上がりました。小規模のCMEが発生しています。
2009/ 4/19 11:52 太陽風は、一時的に500km/秒台に上がりました。太陽は無黒点が続いています。
最新のニュース

2009/ 4/20 10:46 更新
400km/秒台中盤の太陽風が続いています。磁気圏は静穏です。

担当 篠原

無黒点の太陽が続いています。
SIDCの報告によると、3月の最後に黒点が現れたのは、26日でした。
それから昨日まで、黒点のない日が24日続いたことになります
(正確な記録は、SIDCの発表(翌月の初め)を待つ必要があります)。

SIDCの記録から、過去150年間を調べると、
これまでの最高連続記録は、1913年4〜7月の92日間です。
これにははるか遠く及びませんが、
それでも、30日以上連続した記録というのは、24回しかありません。

現在の極小期では、
昨年の2008年7〜8月にかけて、31日連続という記録がありました(歴代19位)。
この記録に達するには、もう1週間必要ですが、
現在の太陽の静かさは、このまま無黒点が続いて、
今期最長となりそうな雰囲気も持っています。
次の黒点の出現まで、しばらく意識して見ていてください。


太陽風は、400km/秒台中盤の安定した速度が続いています。
ACEの図を見ると、昨日の480km/秒から、現在は440km/秒へ少し下がっています。
一方、磁場強度は、4nT程度に戻っています。

磁気圏活動は静かです。
これは、太陽風磁場が北寄りになっていたためでしょう。


27日周期の図で前周期を参考にすると、
太陽風は、当分の間400km/秒台の穏やかな状態が続きそうです。
今夜から明日にかけて、一時的に500km/秒台近くまで上がるかもしれません。
しかし、太陽にコロナホールがあるわけではないので、
大きな変化になることはないでしょう。



SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。20日10時(世界時20日1時)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHO MDIによる、太陽可視光写真。黒点は見られません。20日10時(世界時20日1時)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。