宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:52)
太陽フレアは静かです。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/19 --- ---
4/18 --- ---
4/17 --- ---

黒点  4/19 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
08:44 503 +1.3
-2 h 500 +0.2
-4 h 524 +1.2
-6 h 522 +1.1
-8 h 538 +0.6
-10 h 518 -0.6
-12 h - -

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:29 - 7/ 10
-2 h -12 0/ 7
-4 h -13 4/ 3
-6 h -13 6/ 6
-8 h -16 13/ 13
-10 h -17 4/ 7
-12 h -15 2/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.3 1x10^1
4/19 0.9 3x10^1
4/18 0.7 2x10^2
4/17 0.6 6x10^2
4/16 0.5 1x10^3
4/15 0.6 3x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2009/ 4/14 08:30 太陽風は低速になり(370km/秒)、穏やかです。明日までは静かでしょう。
2009/ 4/15 12:53 330km/秒の遅い太陽風になっています。明日以降、高速風が来そうです。
2009/ 4/16 12:47 太陽風速度は300km/秒に下がり、磁気圏もたいへん静穏です。高速風は来るでしょうか。
2009/ 4/17 11:06 太陽風は450km/秒まで上がりましたが、再び低速に戻っています。穏やかな状態が続いています。
2009/ 4/18 11:23 太陽風の速度は、460km/秒に上がりました。小規模のCMEが発生しています。
最新のニュース

2009/ 4/19 11:52 更新
太陽風は、一時的に500km/秒台に上がりました。太陽は無黒点が続いています。

担当 篠原

太陽風の速度はもう一段上昇して、500km/秒台に上がりました。
コロナホールの位置から考えると、かなり遅めの上昇です
(直接関係ない可能性もあります)。

速度は、最高で540km/秒まで上がり、
今朝になって下がって、現在は460km/秒となっています。

太陽風の磁場強度は、3nT程度に弱まっています。

磁気圏では、小中規模のオーロラ活動が発生しています。
最初の600nTの変動は、太陽風磁場が-5nTの南向きになった変化に対応しています。


27日周期の図を見ると、これから400km/秒台の太陽風が1週間程度続きそうです。
途中、500km/秒台に上がることもあるかもしれません。
特に、前周期3月24-25日の速度変化が、4月20-21日にやって来る可能性があります。

SOHO EIT195を見ると、コロナホールは見られません。
ですので、基本的には穏やかな状態が続くでしょう。


太陽は無黒点が続いています。
SOHO EIT1945では、北東(左上)に明るい領域が見えていますが、
可視光写真では白斑があるだけで、黒点にはなっていません。



SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。18日15時(世界時18日6時)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHO MDIによる、太陽可視光写真。黒点は見られません。19日7時半(世界時18日22時半)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。