宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:10)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/27 --- ---
2/26 --- ---
2/25 --- ---

黒点  2/26 (NOAA)
磁場 フレア
1013 4 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:07 442 +1.2
-2 h 404 +4.6
-4 h 386 +1.7
-6 h 394 +3.3
-8 h 384 +0.9
-10 h 388 -0.5
-12 h 398 +0.5

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
08:59 -6 15/ 6
-2 h -9 8/ 3
-4 h -9 10/ 5
-6 h -10 10/ 6
-8 h -11 6/ 3
-10 h -10 6/ 4
-12 h -10 0/ 4

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^2
2/27 0.5 2x10^2
2/26 0.5 1x10^2
2/25 0.7 1x10^2
2/24 0.6 1x10^2
2/23 0.7 1x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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宇宙環境計測グループ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2009/ 2/22 09:53 太陽風の速度は、450km/秒に上がっています。磁気圏は概ね静穏です。
2009/ 2/23 08:47 太陽風は、400km/秒台前半の比較的穏やかな状態です。太陽は無黒点が続いています。
2009/ 2/24 08:35 450km/秒前後の太陽風が続いています。磁場南向きの影響で、中規模のオーロラ活動が発生しています。
2009/ 2/25 09:14 太陽に1013黒点群が出現しました。太陽風は、440km/秒の速度が続いています。
2009/ 2/26 07:59 1013黒点群は小さくなっています。400km/秒台の太陽風が続いています。
最新のニュース

2009/ 2/27 09:10 更新
400km/秒台の太陽風が続いています。太陽は無黒点に戻りました。

担当 篠原

速度400km/秒台の太陽風が続いています。
昨夜、400km/秒をわずかに割りましたが、
今朝になって再び上昇し、現在は440km/秒となっています。

この速度上昇では、磁場強度や密度も変化していて、
もうしばらく速度上昇が続くかもしれません。
ただし、大きな乱れになることはないでしょう。

磁気圏活動は非常に静穏です。
AE指数には全く変化が見られません。
これは、太陽風磁場の南北成分が、
0nT付近に留まっていたことが効いているのでしょう。


SOHO EIT195を見ると、太陽の中心付近に淡いコロナホールがあるようです。
規模は小さいので、大きな影響はないと思いますが、
この領域の影響が及ぶ頃まで、400km/秒台の太陽風が続くかもしれません。


太陽では、1013黒点群が消え、無黒点に戻りました。

SOHO EIT195では、南半球側の東端から、
もうひとつの明るい領域が上がって来ています。
可視光写真、磁場写真ではまだ様子がよく分かりませんが、
黒点があるほどの規模ではなさそうです。



SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。27日8時半(世界時26日23時半)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる太陽の可視光写真。黒点は見えなくなりました。27日7時半(世界時26日22時半)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。