宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:14)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/25 --- ---
2/24 --- ---
2/23 --- ---

黒点  2/24 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:08 434 -3.0
-2 h 435 +1.7
-4 h 441 +3.2
-6 h 450 +1.7
-8 h 434 -0.5
-10 h 454 +0.0
-12 h 459 +0.2

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
08:59 -11 1/ 5
-2 h -7 0/ 2
-4 h -9 2/ 5
-6 h -11 3/ 5
-8 h -13 0/ 4
-10 h -13 -1/ 9
-12 h -11 -12/ 6

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 7x10^1
2/25 0.7 9x10^1
2/24 0.6 1x10^2
2/23 0.7 1x10^2
2/22 0.6 3x10^2
2/21 0.6 7x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2009/ 2/20 08:58 300km/秒台前半の遅い太陽風が続いています。穏やかな宇宙天気です。
2009/ 2/21 08:06 太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。これからコロナホール影響が来るかもしれません。
2009/ 2/22 09:53 太陽風の速度は、450km/秒に上がっています。磁気圏は概ね静穏です。
2009/ 2/23 08:47 太陽風は、400km/秒台前半の比較的穏やかな状態です。太陽は無黒点が続いています。
2009/ 2/24 08:35 450km/秒前後の太陽風が続いています。磁場南向きの影響で、中規模のオーロラ活動が発生しています。
最新のニュース

2009/ 2/25 09:14 更新
太陽に1013黒点群が出現しました。太陽風は、440km/秒の速度が続いています。

担当 篠原

急に、太陽に1013黒点群が出現しました。
太陽の北東寄り(左上)に、小さく黒点が見えています。
太陽に黒点が現れたのは、約10日ぶりのことです。

1013黒点群の出現緯度は高く、新しい第24期の磁場極性を持った黒点です。
小さな黒点群ですが、太陽の様子が変わるきっかけとなるのか、
今後も気長に観察してください。


太陽風は、400km/秒台前半の速度が続いています。
現在は、440km/秒で、高速というほどではないものの、やや高まった状態です。
磁場強度も、5nTレベルを保っています。

磁気圏では、小規模のオーロラ活動が見られています。
AE指数では、200〜400nTの変化が発生しています。
速度も磁場強度も、それなりの強さがあるため、
磁場が南寄りになると、小規模のオーロラ活動が作られるのでしょう。


SOHO EIT195の太陽コロナは、全体的にぼんやりと輝いています。
今後も、基本的には穏やかな宇宙天気が続くでしょう。



SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。25日9時(世界時25日0時)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる太陽の可視光写真。太陽に1013黒点群が出現しています。25日7時半(世界時24日22時半)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる太陽の磁場写真。黒点の磁場極性は、第24期の性質です。25日6時(世界時24日21時)
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。