宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:30)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/ 7 --- ---
10/ 6 --- ---
10/ 5 --- ---

黒点 10/ 6 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:10 418 +1.8
-2 h 428 +0.6
-4 h 446 +2.7
-6 h 440 +2.3
-8 h 438 +1.4
-10 h 445 +1.8
-12 h 448 +1.9

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
08:59 -12 7/ 5
-2 h -10 2/ 5
-4 h -11 7/ 5
-6 h -12 8/ 3
-8 h -12 7/ 2
-10 h -12 7/ 4
-12 h -13 6/ 4

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 9x10^3
10/ 7 0.4 1x10^4
10/ 6 0.4 1x10^4
10/ 5 0.6 1x10^4
10/ 4 0.6 1x10^4
10/ 3 0.8 5x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2008/10/ 2 09:12 太陽風の速度は、600km/秒に上昇しました。磁気圏はやや活動的です。
2008/10/ 3 09:06 太陽風の速度は、700km/秒に上がりました。オーロラも活動的でした。
2008/10/ 4 11:34 650km/秒の高速太陽風が続いています。磁気圏活動も活発に続いています。
2008/10/ 5 09:54 太陽に1003黒点群が出現しました。高速風は終わりに近づき、ゆっくりと速度を下げています。
2008/10/ 6 12:49 高速太陽風は終わりに向かっています(480km/秒)。黒点群は消えて、太陽は無黒点です。
最新のニュース

2008/10/ 7 09:30 更新
太陽風は通常の速度レベルに下がっています。磁気圏も静穏です。小さなCMEが見えています。

担当 篠原

SOHO LASCO C3カメラで、小規模のCME(太陽ガスの放出現象)が観測されています。
掲載している4枚の連続写真を見てください。
かなり淡いCMEが、太陽の西側(右側)に飛び出しています。
規模が小さく、地球とは離れた方向に向かって飛び出しているので、影響はありません。


太陽風の速度は低下を続けています。
今朝、420km/秒にまで下がり、高速風は終わりました。

磁気圏も静穏で、AE指数にはほとんど変化が見られません。


穏やかな太陽風は、これから4日程度続くと予想されます。
SOHO EIT195の太陽コロナ写真を見てください。
コロナホールは、もうすぐ太陽の中心線に達します。

太陽の中心に近づいて、正面から見る様になったためでしょう、
コロナホールの濃さが増し、見やすくなっています。

高速風の到来は、11〜12日頃になると思います。
それまでは、低速の太陽風が続くでしょう。


放射線帯の高エネルギー電子は、目立った変化が見られず、
高めの状態が続いています。

太陽は無黒点で、静穏です。



SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。7日1時(世界時6日16時)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHO衛星LASCO C3カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

10/ 6 09:42 UT

10/ 6 11:42 UT

10/ 6 13:42 UT

10/ 6 15:42 UT


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





この情報ページについて、コメント、要望などがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。