宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (22:46)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/21 --- ---
9/20 --- ---
9/19 --- ---

黒点  9/21 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
22:40 307 -1.3
-2 h 314 +1.5
-4 h 315 -0.6
-6 h 322 +1.6
-8 h 320 +0.5
-10 h 329 +2.5
-12 h 325 +0.9

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
21:59 -10 13/ 4
-2 h -10 14/ 2
-4 h -9 12/ 10
-6 h -9 -2/ 16
-8 h -10 -18/ 8
-10 h -11 -21/ 8
-12 h -11 -9/ 18

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^2
9/21 0.6 5x10^2
9/20 0.8 1x10^3
9/19 0.7 7x10^2
9/18 0.4 1x10^4
9/17 0.6 7x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2008/ 9/16 09:43 太陽風速度は580km/秒に上がりました。活発なオーロラ活動も発生しています。
2008/ 9/17 23:00 高速風は終わりました。これから穏やかな状態が、2週間近く続きます。
2008/ 9/18 23:14 磁場の大きな変化が太陽風に現れました。南向き磁場の影響で、磁気圏活動がやや強まっています。
2008/ 9/19 22:30 太陽風は、速度340km/秒の低速風になっています。磁気圏も概ね静穏です。
2008/ 9/20 23:54 太陽風は300km/秒の低速風になっています。穏やかな太陽風が続きます。
最新のニュース

2008/ 9/21 22:46 更新
300km/秒台前半の低速の太陽風が続き、磁気圏はとても穏やかかです。

担当 篠原

低速の太陽風が続いています。
昨日から今日にかけて、一旦速度が340km/秒へ上がったものの、
すぐに低下に向かい、現在は、昨日とほぼ同じ310km/秒になっています。

磁場強度は3-4nTで安定し、南北成分は0nTからやや北寄りに推移しています。

このため、磁気圏は非常に静穏です。
AE指数に全く変化はなく、
シベリア磁場データも今日の部分(右側3分の1)は、完全に平坦です。


穏やかな状態は、まだ9日程度続きます。
27日周期の図で、前周期(上段)の最後にようやく次の高速風が見えて来ました。
発生源のコロナホールは、SOHO EIT195の太陽コロナ写真にはまだ見えていません。

太陽も無黒点のままで、非常に静穏です。


現在、私は磁力計設置のため、インドの南端に近い町に滞在しています。
こちらの様子を、写真で紹介しましょう。




SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。21日22時(世界時21日13時)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


滞在中の観測所です。
(c) 篠原


この中に、磁力計のセンサーを設置しています。
(c) 篠原


近くの町にある、古い寺院です。
(c) 篠原


甘いコーヒーで一休み。
(c) 篠原


朝昼晩と、三食カレーを食べています。
(c) 篠原


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。