宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2006/ 7/15 08:47 太陽風に乱れが発生しています(速度480km/秒)。南向き磁場の影響で、磁気圏でも乱れが発生しています。
2006/ 7/16 10:19 太陽風の速度は通常の速度に下がっています(400km/秒)。これから8日間ほど穏やかな日が続きそうです。
2006/ 7/17 10:32 太陽風は速度380km/秒と普通の速度です。磁気圏活動も静穏です。
2006/ 7/18 11:02 太陽風の速度は一段と下がり(320km/秒)、磁気圏は静穏です。
2006/ 7/19 10:12 太陽風はとても低速です(290km/秒)。穏やかな宇宙天気が続いています。
最新のニュース

2006/ 7/20 11:57 更新
太陽風に小さな変化が見えています。全体としては、引き続き穏やかな太陽風が続くと思われます。

担当 篠原

太陽風の速度と磁場強度に小さな変化が発生しています。
2nTに弱まっていた太陽風の磁場強度が、20日1時(世界時19日16時)頃からざわつき始め、
やがてゆっくりと上昇して、現在6nTに上がっています。
強さとしては普通のレベルです。
一方、磁場強度の変化に合わせて、太陽風の速度も小幅ですが上昇しています。
280km/秒まで下がっていたものが、310km/秒に上がっています。
変化の幅としては小さなものです。

速度、磁場強度とも更に上がるのか、この程度で終わるのか、今後の変化が注目されます。
SOHOの写真では、太陽にコロナホールの姿はほとんど見えませんでしたので、
引き続き上昇したとしても、全体の変化としては小さなものにとどまるだろうと思います。

太陽風の速度、磁場強度ともに弱まっているので、磁気圏活動はとてもおだやかでした。
現在、太陽風が変化していますが、速度はまだまだ低速風ですので、
大きな活動が発生することはないでしょう。

SOHO EIT284では、コロナホールが次第に太陽の中心に近づいています。
存在は分かりますが、まだはっきりとは見えていません。
この写真の印象では、コロナホールは前周期よりも淡くなっているかもしれません。
明日以降の写真が楽しみです。

900黒点群が、昨日B6の小さなフレアを起こしました。
Cクラスには届いていませんし、短時間輝いただけの小さなフレアです。
黒点群の規模としてはほとんど変化がありません。
X線の動画で見ても、活動度はそれほどでもなく、
今後Cクラスを起こすかどうかという程度でしょう。



SOHO衛星EIT284カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

最新映像


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SEC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版)
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SEC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。