宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
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太陽風 7日 (ACE)
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2006/ 7/13 08:37 太陽風は、500〜550km/秒の高速風になっています。小規模のオーロラ活動が見られています。
2006/ 7/14 09:22 高速風は終わり、太陽風は通常の速度に戻っています(400km/秒)。これから10日近く、穏やかな太陽風が続きそうです。
2006/ 7/15 08:47 太陽風に乱れが発生しています(速度480km/秒)。南向き磁場の影響で、磁気圏でも乱れが発生しています。
2006/ 7/16 10:19 太陽風の速度は通常の速度に下がっています(400km/秒)。これから8日間ほど穏やかな日が続きそうです。
2006/ 7/17 10:32 太陽風は速度380km/秒と普通の速度です。磁気圏活動も静穏です。
最新のニュース

2006/ 7/18 11:02 更新
太陽風の速度は一段と下がり(320km/秒)、磁気圏は静穏です。

担当 篠原

太陽風は更に速度を下げ、320km/秒とかなり低速になっています。
磁場強度も3nTにやや弱まっています。
南北成分はゆったりと変化していて、-2nTの弱い南向きが半日近く続いているところもあります。
しかし、速度が下がりきっているためでしょう、
磁気圏への影響は小さく、AE指数にはほとんど変化が現れていません。

オーロラが活動する緯度は、磁気圏活動の度合いによって変化します。
穏やかな時は、より高緯度側に移動する傾向があります。
そのため、実際にはAE観測点よりも高緯度側でオーロラ活動が発生していて、
AE指数にはその変化が捉えられていないという可能性があります。
ただ、そうだったとしても、小規模のオーロラ活動である事に変わりはないでしょう。

太陽風はこれから1週間程度穏やかな状態が続くと予想されます。
次の乱れは24日頃に始まるでしょう。

太陽の900黒点群は、昨日と規模はあまり変わっていません。
X線のグラフには900黒点群で発生したとても小さな変動が観測されていますが、
いまのところ、900群が活発になったという印象ではありません。



SOHO衛星EIT284カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

最新映像


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SEC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版)
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SEC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。