宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:17)
今日、C2.3の小規模フレアが発生しました。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気圏内がやや活動的になっています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/15 00:06 C2.3
12/14 --- ---
12/13 --- ---

黒点 12/15 (NOAA)
磁場 フレア
1131 1 α ---
1133 1 α C2
1134 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:06 591 +0.8
-2 h 612 +1.6
-4 h 612 +0.3
-6 h 607 -2.8
-8 h 611 -0.1
-10 h 623 +0.7
-12 h 638 -0.2

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
02:59 -16 -29/ 8
-2 h -16 -20/ 17
-4 h -21 -30/ -
-6 h -15 -/ -
-8 h -17 -/ -
-10 h -14 -/ -
-12 h -14 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 9x10^1
12/15 0.4 2x10^2
12/14 0.3 9x10^1
12/13 0.4 3x10^1
12/12 0.4 2x10^1
12/11 0.4 1x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点群番号 (SOHO)
SDO黒点動画 (SDO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/12/10 11:30 低速の太陽風が続いています。コロナホールの影響はまだ到来していません。
2010/12/11 12:04 太陽風は300km/秒台中盤と低速のままです。コロナホールの影響はまだです。
2010/12/12 12:02 太陽風の速度は320km/秒へ下がり、高速風は来ていません。このまま低速風が続くかもしれません。
2010/12/13 11:16 太陽でCMEがにぎやかに発生しています。太陽風はやや高速の状態です。
2010/12/14 12:18 太陽風は550km/秒の高速風になりました。磁気圏活動は低めです。
最新のニュース

2010/12/15 13:17 更新
太陽風は600km/秒台の高速風になり、オーロラの活動も強まっています。

担当 篠原

太陽の北西部で、フィラメントの噴出現象が発生しました。
SDOのAIAカメラによる動画を掲載します。
この変化に伴ってX線にC2.3の小規模フレアが観測されています。

また、CME(太陽ガスの放出現象)も発生していて、
SOHO LASCO C2でガスの噴出を見ることができます。
地球からは斜め方向に飛び出しているので、地球への影響はありません。


黒点は、1131黒点群が西の端に没して、
1133黒点群だけが残っています。
活動度は低く、太陽は穏やかです。


太陽風は、昨日のニュースの後に600km/秒台へ速度が高まりました。
コロナホールは細くなっていて、むしろ下がる傾向かと思っていたのですが、
逆にかなり高い速度になりました。

この後も、どのくらいの高速風がどのくらい続くのか、注目してください。
磁場強度は5nTと平均的なレベルを保っています。
高速風はまだ続きそうです。


速度の高まりとともに、オーロラの活動も高まっています。
AE指数は、500〜1000nTと活発な変動が続きました。
現在の速度レベルが続けば、引き続き活発なオーロラ活動が期待できます。



太陽の北西部で発生したフィラメントの噴出現象。SDO AIA193, 304撮影。
(c) SDO (NASA)、動画加工 : 宇宙天気ニュース


SOHO LASCO C2カメラによる、CMEの様子。
(c) SOHO (ESA & NASA)、動画加工 : 宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SOHO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。