宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:10)
昨日、C2.3の小規模フレアが発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏内が荒れています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/16 --- ---
11/15 16:18 C2.3
11/14 08:50 C1.2

黒点 11/16 (NOAA)
磁場 フレア
1123 1 α C1
1124 13 β C2
1125 1 α ---
1126 7 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:04 548 +1.5
-2 h 608 -1.3
-4 h 626 -2.0
-6 h 616 -0.7
-8 h 623 +2.8
-10 h 618 +2.3
-12 h 606 -0.1

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:59 -16 -41/ 10
-2 h -17 -32/ 8
-4 h -14 -32/ 4
-6 h -9 -30/ 3
-8 h -9 -30/ 6
-10 h -10 -35/ 6
-12 h -11 -33/ 9

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 9x10^2
11/16 0.3 3x10^3
11/15 0.4 2x10^3
11/14 0.3 2x10^3
11/13 0.4 2x10^3
11/12 0.4 9x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点群番号 (SOHO)
SDO黒点動画 (SDO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193動画 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/11/11 10:21 2つの新しい黒点群が出現しました。太陽風は300km/秒前後とかなり低速です。
2010/11/12 12:12 1123黒点群が小規模フレアを多発させています。太陽風の変動によってオーロラが活発になりました。
2010/11/13 12:36 太陽のフレア活動は落ち着いています。高速太陽風は500km/秒台に上がっています。
2010/11/14 12:05 Cクラスのフレアが発生しています。太陽風はやや高速です。今後、高速風が強まる可能性があります。
2010/11/15 09:25 太陽風の速度は650km/秒近くまで高まり、高速風が強まっています。太陽は穏やかです。
最新のニュース

2010/11/16 12:10 更新
600km/秒台の高速の太陽風が続いています。太陽では、B、Cクラスのフレアが続いています。

担当 篠原

600km/秒台の高速太陽風が続いています。

昨日より、太陽風の速度は600〜650km/秒の間で安定していました。
磁場強度は、6nTから3nTへゆっくりと弱まっています。

今日はAE指数のデータが不調なのですが、
太陽風の磁場が比較的北寄りに推移していることなどから、
磁気圏の活動はあまり活発ではないようです。


ACEのグラフの最新部分では、速度は550km/秒を下回るくらいに下がっています。
磁場強度が弱まっていることから、高速風は弱まる傾向にあるのかもしれません。

しかし、SOHOやSDOの太陽コロナ写真を見ると、
小規模のコロナホールが太陽の中心から東側にかけて延びており、
影響度は弱まりそうですが、引き続き太陽風は高めの速度を保つ可能性があります。


太陽では、北半球西側(右上側)の1124黒点群と南東(左下)の1126黒点群で、
小規模のフレア活動が続いています。
この1日の最大のフレアはC2.3で、その他はBクラスの小さなものばかりです。

1126黒点群は、黒点の数も増えて、発達しているようです。
この後の変化に注目してください。


放射線帯の高エネルギー電子は、高速風の影響を受けて、3000くらいまで上がっています。
この後、もう少し増加するかもしれません。



SOHO衛星のEIT195カメラによる太陽コロナの様子
(c) SOHO (ESA & NASA)



SOHO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SOHO (ESA & NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。