宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (08:35)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/13 --- ---
10/12 --- ---
10/11 --- ---

黒点 10/12 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
08:30 372 +0.2
-2 h 359 +1.2
-4 h 363 +2.8
-6 h 367 +0.2
-8 h 374 +3.2
-10 h 376 +5.3
-12 h 374 +2.2

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
08:30 -7 -/ -
-2 h -7 -/ -
-4 h -7 -/ -
-6 h -4 -/ -
-8 h -4 -/ -
-10 h -4 -/ -
-12 h -5 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^0
10/13 0.6 1x10^1
10/12 0.6 1x10^1
10/11 0.6 1x10^1
10/10 0.6 1x10^1
10/ 9 0.7 1x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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宇宙環境計測グループ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2009/10/ 8 09:01 太陽風の速度は、280km/秒とかなり遅くなっています。穏やかな状態が続いています。
2009/10/ 9 08:34 280km/秒前後のかなり遅い太陽風が続いています。磁気圏もとても静かです。
2009/10/10 08:55 太陽風は、速度300km/秒で、低速風が続いています。
2009/10/11 09:15 太陽風の速度は、更に遅くなっています。太陽に小さな黒点ができた様です。
2009/10/12 07:44 太陽風の速度が400km/秒台前半に上昇しています。磁気圏は概ね静穏です。
最新のニュース

2009/10/13 08:35 更新
太陽風の速度は、370km/秒に下がっています。磁気圏も静かです。

担当 篠原

太陽風の速度上昇は、昨日のニュースの頃までが最高速だった様で、
その後低下を始め、既に370km/秒の低速風に戻っています。

磁場強度は、逆にやや強さを戻して、5nTと平均的な強度で安定しています。
南北成分は、0nT付近から北寄りに推移していて、磁気圏への影響は小さそうです。

実際、AE指数を見るとほとんど変化は見られず、磁気圏はとても静かだった様です。


太陽風の速度上昇領域はあっさりと通過して、
これから再び低速風が続くことになりそうです。

SOHO EIT195の太陽コロナ写真では、北極から低緯度域まで、
垂れ下がる様な細長いコロナホールの筋が見えています。
目立つ形をしていますが、地球への影響は小さいでしょう。
太陽コロナは全体的にのっぺりとしていて、当分穏やかな太陽風が続きそうです。


また、EIT195の太陽の南東(左下)の端に、明るい領域が見えています。
STEREO Behindで見えていた活動領域が、こちら側に回って来たのです。

しかし、可視光写真を見ると白斑が光っているだけで、黒点は無い様です。
X線データも特に目立った変化はしていません。
太陽は静穏な状態を保っています。



SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。13日7時半(世界時12日22時半)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる太陽の可視光写真。太陽の南東に白斑が見えます。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。