宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:16)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/ 9 --- ---
8/ 8 --- ---
8/ 7 --- ---

黒点  8/ 9 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:45 432 -2.4
-2 h 424 +0.9
-4 h 433 +3.0
-6 h 435 +2.5
-8 h 440 +1.3
-10 h 444 +2.3
-12 h 449 +2.2

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:59 -9 13/ 13
-2 h -6 16/ 13
-4 h -5 4/ 5
-6 h -7 -1/ 4
-8 h -8 2/ 4
-10 h -9 2/ 6
-12 h -10 -2/ 4

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^1
8/ 9 0.6 2x10^1
8/ 8 0.8 1x10^1
8/ 7 0.8 1x10^1
8/ 6 0.9 2x10^1
8/ 5 0.7 4x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2009/ 8/ 4 09:06 穏やかな太陽風が続いています。太陽も無黒点が続いています。
2009/ 8/ 5 10:56 比較的低速の穏やかな太陽風が続いています。明日以降、速度の上昇が起きると思われます。
2009/ 8/ 6 12:30 太陽風磁場が10nT以上に強まっています。高速風の始まりはまだです。
2009/ 8/ 7 12:26 500km/秒の高速風がやって来ました。2機のSTEREO衛星によるCMEの動画を掲載します。
2009/ 8/ 8 10:46 500km/秒付近の高速風が続いています。もうしばらく続きそうです。
最新のニュース

2009/ 8/ 9 13:16 更新
太陽風の速度は420km/秒に下がりました。磁気圏も静穏です。

担当 篠原

昨日の午後、8日16時(世界時8日7時)頃から、太陽風の速度は低下を始めました。
すぐに400km/秒台中程になり、現在は更に下がって、430km/秒です。
高速の太陽風は終わり、平均的な速度にもどっています。

磁気圏は静穏です。
高速風が終わっていったということと、
太陽風磁場がずっと北寄りになっていたことが効いていたのでしょう。


この後の太陽風ですが、27日周期の図によると、
明日くらいに、もうひとつ別の高速風がやってくる可能性があります。
しかし、発生源にあたるコロナホールは小さくなっていたので、
太陽風の変化も小さくなっているかもしれません。


太陽は、無黒点状態が続いているようです。
1日前の8日1時(世界時7日16時)の写真ですが、
SOHOの可視光写真が更新されていましたので、掲載します。
何も見えない状態です。



STEREO Behindによる太陽コロナ。地球よりも3日半ほど先の太陽を見ています。9日11時(世界時9日3時)
(c) NASA


SOHOによる太陽の可視光写真。昨日の写真ですが、黒点はありません。8日1時(世界時7日16時)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





この情報ページについて、コメント、要望などがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。