宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (18:12)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/ 8 --- ---
3/ 7 --- ---
3/ 6 --- ---

黒点  3/ 8 (NOAA)
磁場 フレア
1014 2 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
18:09 427 +4.9
-2 h 381 -3.2
-4 h 352 +1.4
-6 h 346 +2.3
-8 h 345 -3.0
-10 h 306 -1.8
-12 h 314 -0.2

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
17:59 0 -13/ 15
-2 h -1 -6/ 5
-4 h -1 -12/ 8
-6 h -4 -21/ 7
-8 h -5 -15/ 17
-10 h -3 -1/ 7
-12 h -3 6/ 5

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 3x10^0
3/ 8 0.7 4x10^1
3/ 7 0.5 4x10^1
3/ 6 0.6 4x10^1
3/ 5 0.7 3x10^1
3/ 4 0.8 3x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2009/ 3/ 3 09:20 太陽風の速度は、310km/秒まで下がっています。磁気圏もとても穏やかです。
2009/ 3/ 4 09:06 太陽風の磁場強度が強まっています。磁気圏は比較的静穏です。
2009/ 3/ 5 07:57 太陽風磁場が南寄りになり、小規模のオーロラ活動が続いています。太陽風は次第に低速風に変わるでしょう。
2009/ 3/ 6 12:49 太陽風は、低速(360km/秒)で穏やかです。磁気圏活動もほとんど見られません。
2009/ 3/ 7 12:50 太陽に黒点群が出現しました。穏やかな太陽風が続いています。
最新のニュース

2009/ 3/ 8 18:12 更新
1014黒点群は消えてしまった様です。太陽風の速度が少し上昇しています。

担当 篠原

今日は更新が遅くなり、申し訳ありませんでした。
もう夕方ですが、簡単に今日の状況をまとめておきたいと思います。


昨日、太陽に現れた1014黒点群は、1日で消えてしまったようです。
今日のSOHOの可視光写真では、見つけることができません。
太陽は再び無黒点に戻っている様です。


太陽風は、350km/秒程度の低速風が続いていましたが、
夕方になって、速度が少し上がり、420km/秒に変化しています。
磁場強度を見ると、こちらも10nTレベルに強まっています。

速度変化の原因はよく分かりませんが、磁場強度が強まっていることから、
太陽風の速度は、もう一段上昇する可能性があります。
これから明日にかけて、変化に注目して下さい。


一方、SOHO EIT195を見ると、
コロナホールが太陽の東側から次第に中心に近づいています。
中心線に達するのは、もう2日後くらいでしょうか。
今週の後半は、こちらの影響にも注目です。



SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。8日18時(世界時8日9時)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる太陽の可視光写真。黒点は見えなくなりました。8日9時(世界時8日0時)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。