宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:22)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/12 --- ---
2/11 --- ---
2/10 --- ---

黒点  2/11 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:21 337 +0.6
-2 h 339 +1.3
-4 h 335 -0.1
-6 h 316 -1.5
-8 h 309 -2.4
-10 h 295 +1.0
-12 h 297 +0.1

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
08:59 -1 -8/ 6
-2 h -1 1/ 5
-4 h -4 4/ 5
-6 h -3 4/ 5
-8 h -1 4/ 8
-10 h -2 -2/ 3
-12 h -2 -4/ 3

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 3x10^0
2/12 0.6 2x10^1
2/11 0.6 3x10^1
2/10 0.6 2x10^1
2/ 9 0.7 2x10^1
2/ 8 0.6 2x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2009/ 2/ 7 09:02 300km/秒台前半の穏やかな太陽風が続いています。磁気圏も静穏です。
2009/ 2/ 8 09:13 太陽風は低速(310km/秒)で、磁気圏もとても穏やかです。
2009/ 2/ 9 08:47 低速の穏やかな太陽風が続いています。磁気圏もとても静かです。
2009/ 2/10 09:00 太陽風速度は300km/秒に下がり、かなり低速です。磁気圏も静穏です。
2009/ 2/11 10:06 300km/秒弱の遅い太陽風が続いています。磁気圏も静穏です。
最新のニュース

2009/ 2/12 09:22 更新
太陽風は300km/秒台前半と低速です。1012黒点群が出現したそうです。

担当 篠原

太陽風は、300km/秒から340km/秒と低速の状態が続いています。
磁場強度も、2〜5nTと弱めで、
穏やかな太陽風が続いています。

磁気圏も静穏で、AE指数はほとんど変化していません。


今日も、ひのでの太陽写真を掲載しています。
太陽の中心に、コロナホールの暗い領域が見えています。
1日ほど前に撮影された太陽写真なので、
現在は、もう少し西側(右側)へ進んでいます。

ここからの影響が、明日の午後か明後日くらいにやって来る可能性があります。
前周期は、このタイミングでは太陽風の乱れは全く起きなかったので、
27日周期の図からは、到来を予想することはできません。
大きな高速風にはならないと思いますが、
この1周期、太陽風には高速風領域が全く見られなくなっていたので、
どのような変化が見られるのか、注目して下さい。


太陽では、1012黒点群が出現したそうです。
ひのでの写真で、東側で明るく光っている部分ではないかと思います。
SOHOの可視光写真がないので、確認することができません。

昨日、ここでB1の小さなフレアが発生しました(昨日のニュース時に見えていた変化です)。
その後、STEREO Ahead衛星でCME(太陽ガスの放出現象)が観測されています。
太陽の左側へ向かって、白いガスが噴き出しています。
この、B1フレアに伴うものかもしれません。



ひのでによる太陽X線写真。11日3時(世界時10日18時)。
(c) 国立天文台/JAXA, SolarMonitor.org


STEREO Ahead衛星のCOR2カメラで、CMEが観測されました。11日13時半(世界時11日4時半)
(c) NASA


STEREO Ahead衛星のCOR2カメラで、CMEが観測されました。11日15時半(世界時11日6時半)
(c) NASA


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。