宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (08:45)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が非常に強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/ 2 --- ---
12/ 1 --- ---
11/30 --- ---

黒点 12/ 1 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
08:41 295 +1.3
-2 h 303 +0.7
-4 h 304 +0.3
-6 h 303 +0.6
-8 h 300 +0.6
-10 h 304 +0.9
-12 h 308 +0.8

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
07:59 -12 6/ 4
-2 h -12 9/ 2
-4 h -12 10/ 3
-6 h -12 12/ 2
-8 h -12 9/ 3
-10 h -12 12/ 2
-12 h -12 12/ 3

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^4
12/ 2 0.8 1x10^5
12/ 1 0.5 2x10^5
11/30 0.5 3x10^5
11/29 0.6 5x10^5
11/28 0.5 2x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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宇宙天気日報
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宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2008/11/27 08:59 600km/秒台の高速太陽風が続いています。磁気圏活動はやや活動的です。
2008/11/28 09:19 太陽風の速度は下がり始めました(500km/秒)。高速風は終わりに近づいています。
2008/11/29 08:46 太陽風の速度はゆっくりと下げています。磁気圏も静穏です。
2008/11/30 08:06 高速の太陽風は終わり、磁気圏も穏やかです。コロナホールが太陽の中心に広がっています。
2008/12/ 1 12:47 太陽風は、速度370km/秒で安定しています。GOES12の高エネルギー電子観測の障害が続いています。
最新のニュース

2008/12/ 2 08:45 更新
太陽風の速度は300km/秒に下がり、磁気圏も非常に静穏です。無黒点も続いています。

担当 篠原

太陽風の速度は、もう一段下がり、300km/秒となっています。
かなり低速の状態です。
27日周期の図を見ると、前周期もこの頃は300km/秒を割るほどの低速風になっていました。

また、太陽風の磁場強度も3nTに弱まったままです。


磁気圏活動も非常に静穏です。
AE指数には、全く変化がなく、
シベリア磁場データも3日間にわたって、まっすぐな線になっています。


その一方、高速太陽風が近づいています。
SOHO EIT195では、コロナホールが太陽の中心に広がり、
先頭(右端)は、既に西半球(右半分)にせり出しています。

27日周期の図の予想では、高速風の回帰は4日頃と予想されます。
それまでは、速度の遅い穏やかな状態が続くでしょう。


太陽は無黒点です。
こちらも非常に静穏です。



SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。2日1時半(世界時1日16時半)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。