宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:55)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/12 --- ---
1/11 --- ---
1/10 --- ---

黒点  1/12 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:49 384 +0.9
-2 h 396 +2.4
-4 h 408 +2.2
-6 h 409 +0.7
-8 h 399 +1.6
-10 h 404 -2.1
-12 h 408 -1.9

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 -8 -/ -
-2 h -9 -/ -
-4 h -11 -/ -
-6 h -13 -/ -
-8 h -16 -/ -
-10 h -15 -/ -
-12 h -12 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^4
1/12 0.6 2x10^4
1/11 0.8 2x10^4
1/10 0.5 3x10^4
1/ 9 0.5 3x10^4
1/ 8 0.5 2x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2008/ 1/ 7 12:55 かなり速度の高い太陽風が続いています(640km/秒)。オーロラも活動的です。
2008/ 1/ 8 10:18 600km/秒台の高速太陽風が続いています。今後は下がる傾向です。放射線帯が強まっています。
2008/ 1/ 9 10:05 600km/秒の高速太陽風は、依然続いています。オーロラも活動的です。
2008/ 1/10 13:06 高速太陽風は終わりに近づいています(500km/秒)。一旦穏やかになって、また高速風がやって来ます。
2008/ 1/11 10:18 太陽風は通常の状態に戻り、磁気圏も穏やかです。大きなコロナホールが見えています。
最新のニュース

2008/ 1/12 13:55 更新
太陽風は通常の状態で安定しています。明日くらいから高速風が始まります。

担当 篠原

太陽風は、速度400km/秒、磁場強度4nTと、普通の状態で安定しています。
磁気圏も概ね静穏で、AE指数には小さな変化が見えている程度です。
今日いっぱいは、このまま穏やかに過ぎて行くでしょう。

明日、13日くらいから再び高速の太陽風がやって来そうなのですが、
今日のSOHO EIT195の写真(左)を、27日前の写真(右)と比較すると、
コロナホールの右側への広がりが、やや縮まっているように見えます。
すると、太陽風の乱れは前周期よりも遅れてやって来るかもしれません。
(その一方、濃さが増しているので、風は強まるかもしれません)

明日以降、どのタイミングで太陽風の乱れがやって来るか、
ACEの太陽風データに注目してください。


高速風がやって来ると、初めに太陽風の磁場強度が強まります。
それにやや遅れるように、速度が上昇して行きます。
磁場強度が強まったところで大きく南向きに変化すると、オーロラが活発に発生します。
今度の高速風は、前周期も活発にオーロラを起こした実績があります。
今回はどうなるでしょうか。


放射線帯高エネルギー電子は、警戒レベルを保っています。
高速風が来るまで、このまま高いレベルが続きます。

太陽はとても静穏です。
黒点は見られません。



SOHO衛星EIT195カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

1/12 04:12 UT

12/16 04:12 UT


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。