宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2006/ 3/ 8 12:23 太陽風磁場の乱れは終わり、磁気圏は穏やかになっています。太陽で小さな長時間型フレアが発生しました。
2006/ 3/ 9 12:35 太陽風磁場のセクター境界が来ています。太陽風磁場に乱れが発生しています。
2006/ 3/10 12:28 地球は回帰性の高速風領域に入りつつある様です。現在は磁気圏は静穏です。
2006/ 3/11 15:20 コロナホールによる高速太陽風が来ています(550km/秒)。オーロラも活発になっています。
2006/ 3/12 15:45 高速風が続き(550km/秒)、オーロラ活動も発生していました。この後、速度が下がって高速風帯を抜けそうです。
最新のニュース

2006/ 3/13 13:20 更新
太陽風の速度は下がりました(400km/秒)。磁気圏は穏やかです。

担当 篠原

SOHOのLASCO C3カメラで、11日に発生したBクラスの小さなフレアに伴う
CME(太陽ガスの放出現象)が観測されていました。
(フレアの変化は、今日の最後のX線の図で見ることができます)
太陽の西方向(右方向)にガスが飛び出して行く様子が撮影されています。
地球への影響はありません。

太陽風の速度は、ゆっくりと低下を続けています。
昨日の500km/秒から、現在は400km/秒へ下がりました。
通常のレベルの速度です。
太陽風の磁場強度も4nT前後で、普通の状態です。

太陽風磁場の南北成分は、ほとんど0nTか、弱い北向きになっており、磁気圏は静穏です。
AE指数の図を見ると、300nTくらいの小さな活動がひとつだけ観測されていますが、
ACEの磁場データでも、ここに相当する時間帯に-3nTくらいの小さな南向きが観測されていて、
一時的に磁気圏へ小規模のエネルギーの流れ込みがあったことが分かります。

太陽風は一旦穏やかになりましたが、27日周期を参考にすると、
明日くらいから再び高速風がやってくる可能性があります。
前回は、最高速が600km/秒。高速状態は2日間ほど続きました。
今回はどのようになるでしょうか。
速度が上昇を始める頃に太陽風磁場強度の強まりが発生して、
その時に南向きになると、磁気圏が活動的になります。

太陽のフレア活動はとても穏やかです。
写真はありませんが、小さな858黒点群が新しくできているそうです。



SOHO衛星LASCO C3カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

3/11 15:35 UT

3/11 17:35 UT

3/11 19:35 UT


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SEC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版)
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SEC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。