宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2006/ 2/27 12:39 太陽風磁場が安定して南を向いています(-5nT)。小規模の磁気圏活動が続いています。
2006/ 2/28 12:26 太陽風の速度は遅く(340km/秒)、磁気圏は静穏です。
2006/ 3/ 1 12:06 太陽風磁場が南北に変化して、小規模の磁気圏活動を起こしています。
2006/ 3/ 2 13:49 太陽風磁場が南北に振動して、小規模のオーロラ活動が発生していました。現在は静穏です。
2006/ 3/ 3 12:33 太陽風の速度は400km/秒です。太陽風磁場が北寄りになっているため、磁気圏は穏やかです。
最新のニュース

2006/ 3/ 4 08:59 更新
太陽風速度は380km/秒。磁気圏はとても穏やかです。

担当 篠原

宇宙天気は穏やかな状態が続いています。
太陽風は、速度が400km/秒から380km/秒にやや下がっています。
磁場強度は5nTと変わらず、南北成分も北寄り(プラス側)で推移しています。
このため、磁気圏の活動度はとても低く、
AE指数、シベリア磁場データともに、ほとんど変化は観測されていません。

27日周期の図によると、前周期のこの期間は、
もうしばらく太陽風磁場の変動が見られていたのですが、
今回はその乱れが短期間で終わっています。
このまま、穏やかな状態が続くのか、多少前周期の乱れが残っているのか、
明日くらいまでは注目されます。
その後は、9日くらいまで穏やかな状態が続くでしょう。

太陽は無黒点のままです。
太陽写真には856黒点群の番号がありますが、黒点そのものは見えていません。
X線画像では、この領域にいくらか明るさが残っていて、
GOES X線グラフで観測されている、小さな2つの盛り上がりは、この部分で起こっています。
ただし、とても小さな規模の活動です。
引き続き、太陽はとても穏やかでしょう。



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SEC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版)
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SEC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。