宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2005/12/13 15:54 太陽風速度は400km/秒に下がっています。オーロラがやや活発でした。
2005/12/14 17:34 太陽風の速度がやや上がっています。磁気圏は穏やかです。
2005/12/15 12:30 太陽風の速度は下がり、通常レベルにもどっています。磁気圏は静穏です。
2005/12/16 14:05 太陽風のセクター境界を越えつつある様です。磁気圏はとても穏やかです。
2005/12/17 13:04 セクター境界の切り替わりはほとんど続きませんでした。太陽風は低速で、磁気圏は穏やかです。
最新のニュース

2005/12/18 12:06 更新
太陽風は310km/秒ととても低速です。太陽フレアも穏やかな状態が続いています。

担当 篠原

穏やかな太陽風が続いています。
昨日以降、速度は320km/秒から310km/秒とやや下がりながら、遅い状態を続けています。
磁場強度は5nTと普通の強さが続いています。
今日のACEの図の、前半部分では磁場が南寄りになったり、
最後の部分では南北に乱れたりなどの変化は発生しています。
しかし、速度が遅いため地球への影響は小さなものに留まっています。
シベリアの磁場データは200nTくらいの小さな変化を記録しているだけですし、
その他のデータでも磁気圏活動が観測されていますが、小規模です。

太陽風の状況が前周期と微妙に異なってきているため、今後の展開が予想しづらいのですが、
明日くらいまでは穏やかに推移するのではないでしょうか。
その後、速度の小規模な増加などが見られるかもしれません。
SOHO EIT284の太陽写真が休止したままですので、コロナホールの最新状況が分かりません。

太陽のフレア活動は穏やかです。
836黒点群が西に没し、掲載の写真では2つの黒点群が残ります。
(実際には、837群という小さな黒点群もある様です)
こちらも穏やかな状態が続くでしょう。



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SEC



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版)
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SEC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。