宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

リアルタイムデータ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2005/10/22 13:22 太陽風に乱れが発生しています。オーロラ活動も活発になっていると思われます。
2005/10/23 09:32 太陽風の乱れは一段落し、オーロラも穏やかになっています。これからコロナホールの影響が見られそうです。
2005/10/24 12:22 太陽風は穏やかで、磁気圏も静かです。これからコロナホールの影響が見られるでしょう。
2005/10/26 10:53 太陽風の速度がやや上がり(450k/秒)、オーロラ活動が発生しています。
2005/10/27 18:23 太陽風は高速状態を続けています(500km/秒)。オーロラ活動も見られています。
最新のニュース

2005/10/28 12:10 更新
太陽風はやや高速です(450km/秒)。南向き太陽風磁場に合わせて、オーロラの活動が見られています。

担当 篠原

太陽風の速度は緩やかに低下しています。
昨日の500km/秒から450km/秒へ、ほぼ一日かけて下がっています。
やや高速という状態です。
太陽風の速度は、この後もゆっくりと下がって行きそうです。

太陽風磁場は6nTから8nTくらいの間をゆっくりと変化しています。
ACEの図のまんなか付近で、-3nT程度の南向き(赤線がマイナスになっている)が続く変化が見えています。
ここでオーロラが活発になった様です。
シベリアの磁場データを見ると、昨日のデータに(右側の3分の1がその部分です)、
600〜800nTくらいの変動が観測されています。
シベリアのデータだけでは24時間のオーロラ活動の様子を知る事はできませんので、
その他の時間帯がどうなっていたか、この図だけではコメントできませんが、
少なくとも、太陽風磁場の南向きに合わせて、オーロラがにぎやかに活動していたのは確かです。

SOHO EIT284の太陽カメラの写真では、
北と南(上と下)に寄った地域にコロナホールらしき暗い部分が見えています。
この様な高緯度領域のコロナホールは、地球へは影響を及ぼしません。
一方、赤道付近はのっぺりとして、コロナホールは見られません。
これから太陽風の速度が下がると、その後は10日くらい穏やかな太陽風が続きそうです。

放射線帯の高エネルギー電子は、やや増加していますが、大きな変化にはなっていません。
もうしばらく様子を見る必要がありますが、今のところは警戒ラインに達する勢いは見られません。

太陽面はとても静かです。黒点は見えていません。
X線のグラフもとても静かで、穏やかな太陽が続いています。



シベリアのオーロラ帯の磁場データ。3日分のデータを示しています。右端の3分の1が昨日のデータです。
(c) NICT


SOHO衛星EIT284カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

最新映像


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SEC



沖縄の磁場擾乱
下へ下がるほど、擾乱が発達している事を意味します。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版)
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SEC



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SEC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。