宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2005/ 4/ 8 10:21 太陽風速度は400km/秒に下がり、オーロラも穏やかになっています。
2005/ 4/ 9 09:06 太陽風、地球磁気圏は穏やかです。明日以降、擾乱傾向になる可能性があります。
2005/ 4/10 12:14 オーロラ活動など、磁気圏は静穏です。太陽風の乱れがこれから始まるでしょう。
2005/ 4/11 10:01 太陽風・磁気圏は穏やかなままです。これからコロナホールの影響が始まります。
2005/ 4/12 10:19 コロナホールの影響が始まりました(速度500km/秒)。南向き磁場が強まっており、磁気圏が乱れています。
最新のニュース

2005/ 4/13 10:27 更新
やや高速の太陽風が続いています(550km/秒)。オーロラ活動も活発に続いています。

担当 篠原

コロナホールによる高速の太陽風が続いています。
速度は550km/秒前後で安定しています。速度としては、やや高速という程度です。
磁場強度は依然10nT程度あります。
弱いですが、南向き成分を持っており、この影響でオーロラ活動も活発に続いています。
AE指数のグラフを見ると、1000nT規模の活発な活動が数度起こり、
500nT前後の変動が連続的に観測されています。

春とともに夜の時間が短くなって来ていますが、
アラスカのオーロラライブカメラでオーロラ鑑賞ができるかもしれません。
最近は、日本時間で17〜21時がお勧め時間とのことです。

沖縄の磁場データは、最大で-80nT程度低下していました。
正確な磁気嵐の指数(Dst)では、-60nT程度の変化が観測されています。
現在は、ほぼ元に戻っています。

SOHO EIT284の太陽写真を見ると、現在コロナホールのまっただ中にいる様です。
もう1〜2日程度、影響が続きそうです。
その後次第に速度が低下して、穏やかな太陽風、磁気圏にもどっていくでしょう。

太陽では、東の端(左端)から752黒点群(まだ番号が書かれていません)が見えて来ました。
やや活発な動きを見せていて、Cクラスの小規模なフレア活動を起こしています。
今後、発達する傾向なのかどうか、注意したいと思います。



SOHO衛星EIT284カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

4/12 07:06 UT


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SEC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



沖縄の磁場擾乱
下へ下がるほど、擾乱が発達している事を意味します。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版)
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SEC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。