宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2005/ 2/ 2 13:06 太陽風の速度は緩やかに低下して、静穏レベルに近づいています(450km/秒)。オーロラ活動も概ね穏やかです。
2005/ 2/ 3 10:06 太陽風の速度がやや高まっています(550km/秒)。小規模のオーロラ活動が見られています。
2005/ 2/ 4 12:58 太陽風はやや速い状態が続いています(500km/秒)。オーロラ活動も時おり発生しています。
2005/ 2/ 5 12:03 720黒点群が帰って来つつあります。フレア活動が見られました。太陽風、磁気圏は静穏です。
2005/ 2/ 6 11:06 太陽風の速度が遅く、磁気圏は穏やかです。明後日頃から高速風が来るでしょう。
最新のニュース

2005/ 2/ 7 13:02 更新
太陽風の磁場が強まっています。磁気圏もやや活動的になっています。今後、速度の上昇が始まるでしょう。

担当 篠原

コロナホールの影響が見られ始めています。
ACE衛星の太陽風観測によると、太陽風の磁場強度が強まって10nTを越えています。
速度の変化はまだ見られていません。

コロナホールによる高速太陽風が発生する前に、磁場強度の強まりが観測される事がよくあります。
27日周期の図を参考にご覧下さい。
前周期の変化(1月11日以降)でも、太陽風の速度(緑色線)が上昇し始める直前に、
磁場強度(3列目の青線)の強まりが発生しています。
今周期も同様の変化が見られている様子です。
これから太陽風速度の上昇が始まると予想されます。

磁場強度が強まった上に、南向き成分(ACEデータの赤線のマイナス成分)が強く見られているため、
磁気圏のオーロラがやや活動的になっています。
速度が低いため、AE指数で300nT程度の小さな活動になっていますが、
今後速度が上昇すると、より強い活動が起こり易くなります。
これから速度の変化と共に注意が必要でしょう。

先月活発なフレア(太陽爆発)活動を起こしていた720黒点群は、
732黒点群という新しい番号が振られた様です。
黒点写真ではまだ番号付けはされていませんが、
太陽の左端のやや上寄りに小さな黒点群として見えています。
すっかり規模が小さくなってしまった様です。
Cクラスの小規模フレアを起こし続ける程度でしょう。



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SEC



27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版)
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SEC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。