宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

リアルタイムデータ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2004/11/13 09:00 磁気嵐はほぼ終了しました。太陽風の速度はまだ高速で、オーロラ活動も見られています。
2004/11/14 10:31 太陽風は現在もやや高速(500km/秒)です。その他の擾乱はほとんど終わり、磁気圏は静穏になりつつあります。
2004/11/15 09:53 太陽風、磁気圏は静穏です。今週は回帰性(周期性)の変動が来るでしょう。
2004/11/16 09:35 太陽風、磁気圏は静穏です。放射線帯の高エネルギー電子がやや高いレベルを保っています。
2004/11/17 13:47 太陽風、磁気圏は概ね静穏です。700黒点群も小規模な活動に留まっています。
最新のニュース

2004/11/18 14:59 更新
太陽、磁気圏ともに穏やかです。今後コロナホールによる乱れが発生しそうです。

担当 篠原

太陽風の速度は400km/秒台を切り、370km/秒まで緩やかに低下しています。
太陽風の磁場強度は5nTと通常のレベルを保っており、
その南北成分は時々ですが、大きく変化しています。
このため、南向きが強まった時にオーロラ活動が活発になっていた様です。
AE指数を見ると、17日15〜21時(世界時17日6〜12時)に、
500nT程度のオーロラの活動が観測されています。

その後は太陽風磁場の南向き成分がほとんど見られないため、磁気圏は穏やかです。
太陽風の速度が下がり続けているため、今後も穏やかな状態が続くでしょう。

SOHO EIT284カメラでは、コロナホール(中心やや右上に暗く見えている領域)が更に西へ移動しています。
ここから吹き出していた高速風が、20日頃に地球に届きそうです。
早ければ明日の午後から影響が現れるかもしれません。
磁場強度が強まって南向きに振れると、オーロラ活動が活発になると予想されます。
影響は2日程度と見込まれます。

太陽のフレア(太陽爆発)活動はとても穏やかです。
唯一やや活動的だった700群も西の縁(右端)に沈もうとしています。
SOHO EIT284カメラの太陽画像を見ると、東側(左側)がかなり明るくなっています。
ここから新しい黒点群が上って来るかもしれません。



SOHO衛星EIT284カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

最新映像


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SEC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版)
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SEC



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。