宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

リアルタイムデータ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2004/10/22 11:53 682、687黒点群が活発にフレアを起こしています。太陽風の速度はやや下がり、磁気圏は穏やかです。
2004/10/23 11:41 太陽風は通常の状態で、磁気圏は穏やかです。687黒点群がフレアを起こし続けています。
2004/10/24 11:31 687黒点群は小規模フレアを起こし続けています。太陽風、磁気圏は穏やかです。
2004/10/25 09:43 687黒点群が中規模フレアを起こしました。また、太陽風の速度が上昇し、オーロラを活発にしています。
2004/10/26 09:38 太陽はフレア活動を活発に続けています。太陽風の速度は次第に低下するでしょう。
最新のニュース

2004/10/27 12:51 更新
太陽風は通常の状態で、磁気圏は穏やかです。フレア活動はやや落ち着いています。

担当 篠原

ACE衛星の観測によると、太陽風の速度は400km/秒、磁場強度は4nTで通常の状態です。
磁場の南北成分(ACEデータの1列めの赤線)を見ると、ほとんど北寄り(プラス方向)が続いています。
このため、磁気圏は大変穏やかです。
AE指数のグラフには全く変化が見られず、オーロラ活動はほとんど見られなかった様です。

太陽風はもう1〜2日程度、穏やかな状態が続くと予想されます。
SOHO EIT284カメラの太陽画像を見ると、
中央下寄りに縦に延びたコロナホールが見えます(暗い部分です)。
このコロナホールの影響などで、28、29日頃から太陽風に乱れが発生すると思われます。
その前に、太陽風磁場に乱れが始まりますので、注意して下さい。

このところ活発に続いていた太陽フレア(太陽爆発)の活動ですが、
昨日からやや落ち着いてきた様です。
昨日は、C1からC2の小さな小規模フレアが発生するだけでした。
太陽面の黒点群は現在もにぎやかで、687群、691群には引き続き注意が必要でしょう。



SOHO衛星EIT284カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

最新映像


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SEC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SEC



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。