宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2004/ 9/30 09:35 太陽風は通常の速さで、磁気圏は穏やかです。太陽のフレア活動も穏やかです。
2004/10/ 1 11:48 太陽風の速度は350km/秒に下がっています。磁気圏は静穏です。太陽フレアもありません。
2004/10/ 2 10:45 太陽風のセクター境界を越えました。太陽風は穏やかで、磁気圏も静穏です。
2004/10/ 3 06:49 太陽風の速度が少し上昇しています(400km/秒)。オーロラ活動が見られています。
2004/10/ 4 11:17 太陽風磁場が南向きで推移しています。このため、オーロラ活動が活発になっています。
最新のニュース

2004/10/ 5 13:13 更新
太陽風の磁場強度が下がり、オーロラ活動は弱まっています。

担当 篠原

太陽風磁場が南寄りになった影響で、オーロラ活動が活発化していましたが、
その後太陽風磁場の強度が10nTから5nT程度に弱まったことと、
強い南寄りが減った事などが影響して、オーロラ活動は弱まっています。
AE指数を見ると、500nT以下の弱い活動が続いている様です。
太陽風の速度は一時的に420km/秒まで上がりましたが、380km/秒前後と通常の速度が続いています。

アラスカのオーロラカメラが、活発なオーロラの活動を捉えています。
そのうちの、現地時間4日4時頃の映像をご紹介します。
地球規模では活動は弱まったと書いていますが、観測点の上空で活動が見られれば、
このようなきれいなオーロラを観望することができます。
写真の中心に北斗七星が、上の端には北極星が見えています。

SOHO EIT284カメラの太陽画像が久しぶりに得られました。
太陽中心やや下寄りに小さなコロナホール(暗く見えている穴)が見えています。
明日くらいに地球へ影響を及ぼす位置に来ます。
小規模なコロナホールですので、影響は限定的でしょう。
一時的に太陽風の速度が上昇する程度と思われます。

太陽黒点は小さな黒点群が3つ見えています。
どれも活動は弱いのですが、
GOES衛星のX線データを見るとCクラスの小規模フレア(太陽爆発)が2回観測されています。
これは、まだ太陽面のこちら側に上って来ていない活動領域が起こしたフレアです。
SOHO EIT284画像の左端をご覧下さい。明るく輝いている領域が見られます。
ここに活動的な黒点群があるようです。
明日、明後日ころにこちらに見える様になるでしょう。見えて来た時の規模に注目です。



アラスカのライブカメラで撮影されたオーロラの動画。現地時間10月4日04:00〜04:16(世界時4日12:00〜12:16)
(c) NICT/SALMON


SOHO衛星EIT284カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

最新映像


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SEC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SEC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。