宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2004/ 9/ 3 10:31 太陽風は通常の速度で、磁気圏も穏やかです。午後以降に小規模の擾乱が見られるかもしれません。
2004/ 9/ 4 10:40 太陽風は320km/秒ととても低速で、磁気圏は静穏です。フレア活動も見られません。
2004/ 9/ 5 06:35 磁気圏はとても静かです。太陽風のセクター境界はまだ越えていません。
2004/ 9/ 6 11:31 セクターの境界を越えました。太陽風の速度がわずかに上昇しています。
2004/ 9/ 7 10:57 太陽風の速度がやや高まっています(440km/秒)。オーロラがやや活動的です。
最新のニュース

2004/ 9/ 8 10:44 更新
太陽風速度は通常レベルで安定しています。磁気圏はやや活動的です。

担当 篠原

いつもの1日幅の太陽風のプロットが停止していますので、代わりに3日幅のプロットを表示しています。
横軸に注意して下さい。
太陽風の速度は、昨日相対的にやや高まった後も430km/秒前後が続いています。
これは太陽風の速度としては通常のレベルです。
磁場強度は緩やかに低下し、5nTを切る程度に下がっています。
南向き成分がちらちらと現れる傾向は続いています。
このため、磁気圏ではオーロラ活動が弱いながらも継続的に現れています。
AE指数の変化を見ると、500nTにも達しない程度の弱い活動ですが、常時見られている様です。

SOHO EIT284の太陽画像では、コロナホールがはっきりせず、見通しを立てにくいのですが、
今後も、しばらくこの様な状態が続き、
数日経過した頃に、太陽風の速度が一段低下するという変化を示すのではないかと思います。

7日23時(世界時7日14時)頃に、太陽の東端(左端)でC2.8の小規模フレアが発生しました。
これは、まだ太陽の裏側にある活動領域が起こしたフレアの様で、
その最も高い部分が太陽の地平線越しに観測されました。
これにともなって、大規模なCME(太陽ガスの放出現象)が観測されています。
地球に対して真横を向いて放出されていますので、影響はほとんどないでしょう。
この活動領域はやがて太陽のこちら側に回って来ます。規模などに注目です。

黒点群は小さな群ばかりですが、671群が新しく現れたりしています。
やや成長している群も見られ、小・中規模フレア発生の可能性があるようです。



ACE衛星による、3日幅の太陽風の図。1列目は磁場強度(白線)と南北成分(赤線)。4列目は速度。
(c) NOAA/SEC


GOES衛星の太陽X線画像による太陽フレア。8日1時(世界時7日16時)
(c) NOAA/SEC


GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SEC


SOHO衛星EIT284カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

最新映像


SOHO衛星LASCO C3カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

9/ 7 16:42 UT

9/ 7 17:42 UT

9/ 7 18:42 UT

9/ 7 19:42 UT

9/ 7 20:42 UT


リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。