宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2004/ 8/ 6 11:04 太陽風速度と磁場強度がやや上昇しています。磁気圏は穏やかです。
2004/ 8/ 7 10:16 磁気圏は静穏です。太陽風の磁場が強まって来ました。
2004/ 8/ 9 10:58 7日から8日にかけて、太陽風の速度が500km/秒まで上昇しました。現在は下がり、静穏です。
2004/ 8/10 09:58 太陽風磁場が強まり、磁気圏の活動がやや活発になっています。656黒点群が小さなフレアを盛んに起こしています。
2004/ 8/11 15:38 太陽風が高速(600km/秒)で、オーロラ活動がやや活発になっています。
最新のニュース

2004/ 8/12 11:49 更新
太陽風の速度はやや高速(500km/秒)で、磁気圏はやや活動的です。656黒点群が発達しています。

担当 篠原

高速太陽風は次第に速度を下げています。間もなくやや高速の500km/秒にまで下がりそうです。
SOHO EIT284の太陽画像では、コロナホールがはっきりしないのですが、
太陽面中央から右上のやや暗い領域に太陽風の吹き出しがあるとすると、
もう数日高速太陽風が続くかもしれません。

磁場強度は5nT。南向きの成分が現れたり、消えたりしています。
このため、多少オーロラ活動が見られており、
AE指数には500nT程度の変動が断続的に見られています。
しかし、太陽風の様子から、これ以上大規模な擾乱に発達する事はないでしょう。

この高速風の影響で、放射線帯の高エネルギー電子が増加しています。
まだ警戒ラインには達していませんが、今後の変化に注意が必要でしょう。

太陽面では656黒点群が発達を続けています。
Cクラスの小規模フレアを盛んに発生させるようになっており、
今後、Mクラスの中規模フレアを起こす事が予想されています。
場合によっては、Xクラスの大規模フレアを発生させるかもしれません。
太陽の中心にいますので、フレアに伴ってCME(太陽ガスの放出現象)を起こした場合は、
地球への影響は避けられないでしょう。



SOHO衛星EIT284カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

最新映像


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SEC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SEC



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SEC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。