宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2004/ 6/21 11:06 634、635黒点群は規模を保っています。磁気圏は穏やかです。
2004/ 6/22 10:45 太陽風は低速になっています。磁気圏もたいへん穏やかです。
2004/ 6/23 10:45 太陽風速度は更に320km/秒へ下がっています。磁気圏は穏やかです。
2004/ 6/24 05:27 太陽風は非常に低速で、磁気圏も穏やかです。これから太陽風に乱れが始まると思われます。
2004/ 6/25 08:41 太陽風は300km/秒と非常に低速です。磁気圏もたいへん静かです。
最新のニュース

2004/ 6/26 08:40 更新
太陽風磁場のセクター境界を越え、磁場の様子が変化しています。磁気圏は静穏です。

担当 篠原

25日21時(世界時25日12時)に太陽風磁場のセクター境界を越えました。
ACE衛星のデータ、2列めの水色の線をご覧下さい。
データが飛んでいる様に見えますが、ここで太陽風磁場の方向が逆転し、
太陽→地球方向から地球→太陽方向へ切り替わりました。
それと共に、磁場強度(1列めの白線)、南北成分(1列めの赤線)の様子も変化しています。
磁場強度は強まり、10nT近くに達しています。
南北成分は北寄りが強まっています。
境界を越えた後の磁場が北寄りだったため、
磁場が強まりましたが磁気圏の擾乱には影響していません(AE指数のグラフ)。

速度は低いままです。やや上がっていますが、360km/秒と低い速度です。
ただし、明日以降、コロナホールのために太陽風の速度は上昇すると予想されます。

太陽黒点の635群は昨日もCクラスの小規模フレアを起こしました。
間もなく西の端に沈んで行くでしょう。
完全に没するまでは中規模フレアに対する注意が必要です。



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SEC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SEC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。