宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2004/ 3/30 10:51 太陽風速度は高速のままです。放射線帯の電子が増加しています。
2004/ 3/31 10:01 小規模フレアが活発に起きています。太陽風の速度は550km/秒程度に下がりました。
2004/ 4/ 1 11:28 太陽風の速度は450km/秒まで低下し、磁気圏は比較的穏やかです。
2004/ 4/ 2 11:01 今夜、衝撃波の到来があるかもしれません。小規模な磁気嵐に発達する可能性もあります。
2004/ 4/ 3 10:00 太陽風は低速で、磁気圏はたいへん穏やかです。フレア活動も穏やかです。
最新のニュース

2004/ 4/ 4 06:46 更新
3日23時に衝撃波が地球に到達しました。オーロラが活発化し、弱い磁気嵐の状態になっています。

担当 篠原

3日23時(世界時3日14時)に衝撃波が来ました。
昨日のニュースに追加情報を掲載していましたが、こちらが衝撃波の本体だった様です。
ACE衛星の観測によると、太陽風の速度(黄色線)は500km/秒に、密度(橙色線)は30個/ccに増加しています。
太陽風の磁場の南向き成分(赤線のマイナス成分)は衝撃波到達後も-10nTと大きな値を保っています。

このため、オーロラ活動がたいへん活発になり、3日23時(世界時3日14時)以降
オーロラの活動度を示すAE指数で1000nTを超える活動が続いています。
沖縄の磁場データでは-70nT近い磁場の減少を観測しており、
小規模ですが磁気嵐の状態になっている様です。

太陽風速度、磁場ともに現状を維持していますので、まだしばらく大きな擾乱が続きそうです。

太陽フレア(太陽爆発)は穏やかな状態が続いています。



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SEC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, CRL



沖縄の磁場擾乱
下へ下がるほど、擾乱が発達している事を意味します。
(c) CRL



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SEC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。