宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「通信総合研究所宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2004/ 2/20 12:21 静かな状態が続いています。静止軌道の高エネルギー電子は少し下がりました。
2004/ 2/21 10:11 宇宙天気はたいへん穏やかです。太陽風速度は400km/秒です。
2004/ 2/22 07:06 磁気圏は静かです。静止軌道の高エネルギー電子密度は下がりました。
2004/ 2/23 10:50 磁気圏は静穏です。小規模な太陽フレアが起こり易くなっています。
2004/ 2/24 11:00 太陽から太陽風、磁気圏まですべて静かです。
最新のニュース

2004/ 2/25 12:21 更新
太陽風は静かな状態が続いています。オーロラはやや活発です。

担当 篠原

太陽風の速度(ACEの黄色線)は400km/秒が続き、静かな状態を保っています。
一方、磁場の強度(白線)は5nT前後あり、南向き成分(赤線のマイナス成分)が頻繁に現れたためか、
オーロラ活動はやや活発になっていました。
AE指数を見ると500nT前後の変動が継続して見られています。

セクター構造の切り替わりはまだ起こっていません。
一時的に反転が見られましたが、再び前の状態に戻っています。
SOHO EIT284カメラの太陽画像をご覧下さい。
27日前の前回太陽が同じ面を地球に向けていた1月28日の画像を右側に並べています。
太陽の中心付近の様子が随分変わっています。
前周期の画像では、コロナホールが中心から東側(左側)へ大きく広がって見えますが、
今日の画像では中心付近に明るい活動領域が見られ、コロナホールは東側(左側)へ狭くなっています。
太陽面のこの領域の状態が、一周してい間に大きく変化したのでしょう。
セクターの切り替わりが遅くなっているのも、この変化と関連していると思われます。

コロナホールの分布が大きく変わっていますので、今後の高速太陽風の開始も遅くなりそうです。
前周期では2日後くらいから高速状態に変わっていましたが、
今周期はあと6日程度は現在の穏やかな状態が続くと思われます。

太陽黒点は引き続き数を増やしています。
フレア(太陽爆発)活動は低調で、Cクラスの小規模フレアが予想される程度とのことです。



SOHO衛星EIT284カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

2/24 19:06 UT

1/28 19:06 UT


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SEC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, CRL



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SEC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。